こくたが駆く

国民の疑問にこたえよ! 予算委員会で「政治とカネ」問題を追及

070216予算 予算委員会で質問に立ち、安倍内閣の「政治とカネ」をめぐる諸問題について追及した。
 第一に、昨年末に辞任した佐田前行革大臣の問題。「なぜ辞めたのか?」と塩崎官房長官に聞いても、「説明責任は議員個人が判断すべき」 と全く説明なし。未解明の諸問題を明らかにするため、佐田氏の証人喚問を要求した。
 第二に、家賃ゼロの議員会館に事務所を置きながら、年間3000万円をこえる事務所経費を計上している松岡農水大臣の問題。 「国民には理解できない。どうこたえるのか」と聞いても「全て適切に処理している」と居直るばかり。国民の85% が解明されていないと世論調査で答え、「国民に知られたくない支出を処理する抜け道に利用しているのではないか」との疑問まで出ている。 「やましくないなら事実を公表せよ」と迫った。

 松岡大臣をめぐっては、農水省所管の公益法人「東京土木協会」から05年に100万円の政治献金を受け取り、 公益法人と表裏一体の5つの政治団体から3年間(03~05年)で総額3124万円の献金を受けていることも問題だ。 「不特定多数の利益実現」を目的とする公益法人から献金を受け取るのは問題だし、在任中は受け取るべきでないと追及した。
 14日の予算委員会で、日本共産党の国会議員が資金管理団体を置いていないことをもって、 政治資金に問題があるかのように自民党議員が発言した。私は、今日の質問で、いわゆる「政治改革」のもとになった 「第八次選挙制度審議会答申」で政治資金の調達についてどのように述べているか、問うた。
 総務省は「政治資金の調達は政党中心にするとともに、さらに政治資金の公開性を高め、政治資金の規正の実効性を確保する」 などの答申が出されたと答えた。
 私は、「政治資金の調達は政党中心にする」という理念を掲げたことは非常に大事で、自民党議員の質問は政党中心という政治のあり方、 それにともなう政治資金のあり方の基本を理解していない発言だ、と批判。政党中心の政治活動を基本とする日本共産党は、 政治資金の面でも政治家個人ではなく、政党中心に行っており、党本部や都道府県委員会など地方党組織が責任を持って取り扱い、 それぞれごとに政治資金報告書を提出していることを指摘した。

 

| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2007/02/16

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コメント

 事務所経費が『法に照らし合わせて適切に処理されている」と強弁なさるが、いったい誰の判断で適切か否か判断されているのだろう?自ら公表できないのは『やましい』と思われる判断をされたから公表できないのでしょ?
 私の村でも役場に対し村が100%出資している振興公社に関わる公文書公開を求めています。村長に関連する会社との取引状況については、『文章が存在しない』『掌握すべき事項ではない』と公開を拒否しています。異議申し立て(行政不服審判法)を提出しタヌキを穴から燻り出そうとしています。大企業・アメリカのための農政を進める松岡タヌキをお日様の下に燻り出してくれますよう、期待しています。

 市川さんいつもコメントありがとうございます。この3日間はインフルエンザで寝込んでいて返事も書けませんでした。
 さて疑惑を持たれている閣僚は自ら進んで事務所費の使途を明らかにすべきでしょう。
 国民が疑問に思っているのですから。

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