道路交付金特例法案の採決を強行-衆議院国土交通委員会
昨日13日、衆院国土交通委員会で、第2次補正予算案の関連法案である「地方道路整備臨時交付金特例法案」が審議され、与党は賛成多数で採決を強行しました。
14:15頃から始まった、国土交通委員会で質問にたった私は、まず『大戸川ダム建設事業予算』について質問し、「来年度予算で、大戸川ダム関係の県道大津信楽線の付け替え工事の予算が認められなかったため、(大阪、京都、滋賀)3知事は、最後まで予算措置をして国の責務を果たすよう要請している。」「この付け替え工事は、これまでも「地元の地域生活に必要な道路や、防災上途中で止めることが不適当な工事」として予算が付けられてきたし、地域住民の強い要望でもある。大戸川ダムを河川整備計画に位置付ける、位置づけないにかかわらず、地元に影響が出ている以上、最後まで国の責務を果たすべきだ」と主張しました。
これに対して金子一義・国土交通大臣は『2府4県の関係知事と協議して今後の検討になる』と答弁しました。(写真左下)
続いて「地方道路整備臨時交付金特例法案」に関わり質問、この法案は揮発油税の減収に伴って、穴のあいた地方道路整備交付金の573億円分を「建設国債」等で補填し、地方に配分しようとするもので、 一般論としては、国の側の都合で地方への交付金が減った場合、その分を補填するのは当然だろうと考えます。
この当初予算は、道路特定財源と暫定税率を今後10年間維持することを前提としています。
私は「高い税金を払っている国民からみれば、収入が減れば支出を見直すのが当然」「地方道路交付金事業には住民から見直しが求められている地域高規格道路(阪神高速大和川線、京都高速油小路線など)や都市再生事業関連など大型道路事業も含まれている」にも関わらず、事業の見直しは全くされていないことを指摘し「見直しをしないまま、国民負担につながる借金でまかなうのは本末転倒だ」と批判しました。
続きを読むに「反対討論」全文を掲載しています。
反対討論: 「平成20年度における地方道路整備臨時交付金の総額の限度額の 2009年1月13日 日本共産党 こくた恵二 地方道路整備理事交付金特例法に対する反対討論を行います。 法案は、揮発油税収の減額に伴い、 地方道路整備臨時交付金制度は、道路特定財源と暫定税率を10年 今回、揮発油税収が減額したのは、 この国民の願いに反し、道路特定財源と暫定税率を府・与党は、 そもそも、税収入不足が生じれば、 ところが、地方道路交付金事業には、 事業の見直しをしないまま、臨交金の減額を補てんする財源を、 地方の財源を確保するというのであれば、 また、高速道路など大型道路事業を抜本的に見直し、
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2009/01/14