補正予算の成立について、麻生首相の施政方針演説について
27日、補正予算成立について、記者団の質問に答えて次のように語りました。
「二つの大きな問題点がある。第二次補正予算は、国民の7、
8割が反対する二兆円の『定額給付金』を中心とした内容で、
もう一点は公的資金による銀行支援の保証枠を増やす中身まで含まれたものです。したがって日本共産党として反対を貫いた」
また、成立にいたる経緯について、 「今回の補正予算が国民の生活に役立つのかどうか内容をしっかり議論することが求められていたのに、与党側が衆院で、 わずか三日間で採決を強行したことは許せない」あわせて、「参院での質疑については、 野党間で集中審議と公聴会を求めようという約束があったのに、民主党にそれを途中で放棄するという不可解な動きがあったのは「残念だ」 と述べました。
さらに、09年度予算案の審議についてどのように臨むのかと問われて、 「国民のいまの窮状にどうこたえていくのかが最大のテーマです。緊急に必要とされている雇用危機の打開や景気対策、 日米同盟の根本的な見直しの提起などで全力を尽くす」と決意を表明しました。
28日、メディアの記者団から、麻生首相の施政方針演説の感想を求められました。
私は、「国民が大量の『派遣切り』などで雇用のかつてない不安や、中小企業の困難に直面しているのに、
この苦難に心を寄せているとはとても思えない」「この事態をつくった自民党・公明党政治への反省も原因究明も打開の方向の示しえないもので、
政権を担う資格も能力も喪失していることが鮮明になった」と感想を語りました。
その上で、「昨日も述べましたが、深刻な雇用と中小企業の困難、生活の窮状をいかにして打開するのか、景気・ 経済をどのように立て直すのか積極的に提案していきたい」と述べました。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2009/01/28