昨日既報のように、野党が結束して要求することにより、麻生首相が中川昭一財務･金融相の「もうろう会見」 めぐる釈明報告を行いました。
　ただし、与党側は、２３日の予算案採決の姿勢を崩していませんでした。
　志位委員長は定例の記者会見で「国会の審議は始まったばかりだ。２３日の採決など論外だ」と強調しました。さらに 「国会として国民の暮らしに対する責任を果たすために二つの集中審議が必要だ。一つは雇用問題についての審議は欠かせない。（予算委員会や、 国対委員長会談でも要求しているが）日本経団連会長、業界代表を国会に呼んでの審議を実現させたい。
　二つは、景気対策問題だ。GDP成長率は年率換算でマイナス１２・７％だ。アメリカやヨーロッパと比べても落ち込みが激しい。 これは内需をないがしろにしてきた政府の政策の結果だ。いかにして内需拡大を活発にするかが問われている。 政府予算で内需拡大に対応できるのか吟味することが必要だ」と指摘しました。

　私は、「自民党幹部からも『０９年度の補正予算が必要』との声が上っている状況だ。 だとすれば今の政府提案の予算が不十分だと認めているようなもの。予算の組み替え、修正が当然。その議論を今こそ必要だ。 ともかく麻生首相の訪米に合わせて採決を強行するなど許されない」と記者団の質問に答えました。

　その後、与野党間で、審議日程の協議が行われ、与党は２３日の予算案の採決を断念しました。（合意の内容は≪続きを読む≫

　これらの問題を中心に「みのもんたの朝ズバッ」に出演して議論します。