小沢一郎氏の公設秘書・大久保容疑者の起訴処分について
小沢一郎氏の公設秘書大久保容疑者の起訴処分についての私の考え。
1、ことの重大性についてです。
今回の問題は、単なる政治資金収支報告書の記載ミスという「形式犯」ではなく、
西松建設から長年にわたり多額の金銭の提供を受けた事実を国民の目から覆い隠そうとした疑いのあるもので重大といわねばなりません。
政治資金規正法の目的は何でしょうか。
政治資金をめぐる癒着や政治腐敗を防止するため、 収支の公開を通じて、国民の不断の監視と批判の下に置くことです。
その基礎となる事実を欺くとしたら政治資金規正法の根本精神を踏みにじる行為です。
2、 小沢氏の説明責任が果たされているのかという問題です。
国民の皆さんは、小沢氏の24日記者会見で説明責任を果たしたと思ったでしょうか?
多くの方々は納得できないとの意見ではないでしょうか。
小沢氏はもちろん、民主党も自ら疑惑の実態を解明し、国民に説明する責任があります。とくに民主党は02年03年、 公共事業受注業者からの献金禁止法案を提出し、それをマニフェストに掲げていたのです。それを党首自らそれを踏みにじったこと、 なぜ献金元を隠す必要があったのかなど、疑惑の全容を国民の前に明らかにすべきです。
もちろん、これは二階俊博経済産業大臣や他の疑惑をかけられている議員、自民党も同様です。
3、国会の役割は重要です。
司法による事件の解明、刑事責任の明確化と並行して、国会が事実解明と政治的・ 道義的責任を明らかにするために責任を果たすことが求められています。
4、「政治とカネ」 をただすために
全権・腐敗の大本には、企業・団体献金があります。ただちに禁止すべきです。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2009/03/25