西松建設疑惑・加納時男国土交通副大臣のパーティ券購入問題について追及
昨日小沢一郎氏の大久保秘書が起訴されました。今回の事件は単なる政治資金収支報告書の記載ミスといういわゆる「形式犯」ではなく、西松建設から長年にわたって多額の献金を受けた事実を国民の目から覆い隠そうとした疑いであって極めて重大です。昨日の小沢氏の記者会見では、この点に対する反論はなく、また説明も国民の納得を得られるものではありませんでした。(小沢氏の問題についての見解は、昨日のブログの記事をご参照ください)
さて、西松建設のダミーと呼ばれる「新政治問題研究会」「未来産業研究会」から、資金提供を受けていたのは、小沢氏だけではありません。多数の政治家、団体に渡っています。
ということで、本日行われた国土交通委員会において、国土交通省の副大臣である加納時男・参議院議員に西松建設からのパーティー券購入問題について質問をしました。
私はまず「2004年の『加納時男後援会』の収支報告書によれば、未来産業研究会と新政治研究会から、パーティ券を各々百万円購入してもらっている。副大臣は、どういうきっかけでこの二団体に購入を依頼したのか?」と質問。
加納・副大臣は「私は経済界から政治の世界に入った。多くの企業・経済界の仲間に案内し献金をしてもらった」と答弁、これにたいし「そうすると、依頼した団体の中に(西松建設の二つの政治団体が)あったと言うことか?経済界の団体と知っていたということか?」と追求したところ、加納氏は「二つの団体に対して依頼をした記憶はない」と答弁しました。
これはまったくおかしな話ではありませんか、私はたたみかけるように「依頼をしていないのに金が振り込まれたということか?」と追求しました、そうすると加納氏は「その通りです」と答弁、私は「では、どこからお金が振り込まれたのか確かめたか?」と質問すると、加納氏は「その年(2004年)は選挙の年で全国を駆け回っていた。自分で一件一件確認することはなかった」と答弁、すかさず私は「私の手元にある政治資金収支報告書には、団体からのパーティー券購入はたった3件しか無い。二つは指摘の団体(西松建設のダミー団体)だ・・・それでも確認しなかったというのか」と追求、加納氏は「確認しなかった」と開き直りましたが、これはまったく納得がいかない話です。100万円からのお金を渡したのに確認もしてもらえないなんて、渡す側も「せいがない」ではありませんか。私は「そんなんで、よう選挙ができますなあ」と指摘をしました。
続いて私は「この二つの政治団体が西松建設だと知っていたのか?」と追求。加納氏は「(当時は)知らなかった。最近の新聞報道で確認して西松建設からの献金と分かったので返すという方針にした」と答弁、そこで私は「どこに返したのか?」と追求したところ「返す相手の会社が無くなっていたので『返却口・口座』をつくった」と答弁し、はしなくも返す相手を『政治団体』ではなく『会社』と認識していたことを露わにしました。
| コメント (2) | トラックバック (1) | Update: 2009/03/25
コメント
パー券購入を「追求」しちゃあいけません(^^;)
投稿者: ×第二迷信 | 2009年03月28日 10:39
第二迷信さん。お気づきでしたか?
すぐ訂正しておいたのですが。ワッハッハ。これからもご指摘のほどお願いします。
投稿者: 恵二 | 2009年03月29日 08:25