こくたが駆く

京瓦・鬼瓦の製造技術の保存など申し入れ

P0403   3日、私は、国会内で塩谷立文部科学大臣に面会し、伝統工芸・ 京瓦の製造技術保存などを申し入れました。(≪続きを読む≫に全文)

 また、鳥取県大山町の赤松分校保護者の皆さんからの要望書を手渡しました。

 本会議場(二階)の自民党控え室で、申し入れ・懇談をする予定だったのですが、自民党議員が各省交渉などで満杯であったため、 三階の日本共産党控え室で行うというハプニングもありました。
大臣は、「伝統工芸の保存は大事です、何が出来るのか検討させていただきたい。」と応えました。

 

2009年4月3日

 

文部科学大臣 塩谷 立 殿

              日本共産党  衆議院議員 こくた 恵 二

 

伝統工芸・京瓦に関する申し入れ

 

 日本建築に欠かせない瓦は現在、そのほとんどが機械による大量生産ですが、京都では今もなお昔ながらの方法で瓦を造り続けています。

重厚で、かつ優美な印象を与える鬼瓦『京瓦』は、品質・色・つやの点で高級品とされており、南禅寺や東寺、今熊野神社、さらには福岡・ 大興善寺、長崎・延命寺など、京都および全国の重要な伝統文化財の屋根を飾ってきました。

京瓦の作成技術の保存は、日本の誇る伝統文化財の保護にとっても重大です。文化財の保護に責任をもつ、文部科学行政として、 必要な手立てを打つよう、下記の通り申し入れます。

 

 

     国指定の文化財の補修に関わり、鬼瓦製造など製造技術の保存を、文化財そのものの保存と同様に位置づけること。

     文化財の大規模な補修で、鬼瓦など数十点に及ぶ補修の発注をするさいは、新規製造を一定割合で行うよう配慮すること。

     文化財の補修に関わり入札をおこなう場合、施工能力を持たない製造業者についても入札参加を認める、あるいは「製造」と「施工」 について発注を分けるなど、下請けとなる「製造」業者が、仕事を確保できるよう配慮すること。

     文化財の瓦製造に適した良質の土について、宅地開発によって採取不能にならないよう、確保・維持につとめるよう、調査・研究をされたい。

 

 

以上

 

 

 

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