「TPP交渉参加表明に反対する」決議案の扱いについての私たちの立場//軽油課税で漁奪うな! 全漁連のデモを激励
衆院議院運営委員会で、野田首相のAPEC首脳会議でのTPP交渉参加表明に反対する決議案の扱いについて協議し、本会議の議題とすることを見送りました。
日本共産党は、TPP交渉参加に絶対反対であり、決議の内容には賛成であることを表明しました。
その上で、国会決議は全会一致で行なうべきものです。全会一致で可決してこそ、政府に対するの有効な縛りをかけることができ、国民無視の政府の対応に打撃を与えることができます。可決の見通しもない中で、強行すれば逆効果になる、従って議題にすべきでないと主張しました。
衆議院の状況は、民主党が多数を占めており、「TPP交渉参加表明に反対する」決議が、否決される可能性が大です。
もし、議題にして否決されれば、結果として「TPP参加」が、衆議院の意思となってしまい、せっかくの国民多数の意思=「TPP交渉参加表明反対」と逆行するもになりかねません。
私たちの対応は、以上の立場からでした。
9日、全国漁業協同組合連合会(JF全漁連)は、漁業用軽油にかかる軽油引取税の免税措置の恒久化を求める集会・デモを行った。免税措置は来年3月で期限切れとなる。免税措置を続けなければ、大増税になり、日本の漁業と食が崩壊してしまう。
集会・デモには各党議員が参加した。写真はデモを激励しているところ。(右端が私、その左が宮本岳志衆院議員)
集会では、「一日も早い復興に国は全力を尽くせ!」「TPP参加で農林漁業者を犠牲にするな!」「水産特区導入で浜の秩序を崩壊させるな!」などの垂れ幕も会場にかけられ、全漁連・服部会長の主催者あいさつ、地方代表の意見表明、友ぎ団体であるJA全中・萬歳会長のメッセージ、集会決議採択、各党所信表明(民主、自民、公明、共産、社民、たちあがれ)の後、シュプレヒコールを行った。
日本共産党を代表して、紙智子農林・漁民局長・参院議員が連帯挨拶を行った。
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2011/11/10