「金権と一切関係ない、だから堂々追求してる!」―たけしのTVタックル3時間スペシャル
昨夜放送の『ビートたけしのTVタックル』皆さん見ていただけましたでしょうか?
今回のタックルは年末恒例・3時間スペシャルということで、前半戦と後半戦にわけて、前半は小池晃・参議院議員が出演、私の出演した後半部では『鳩山不況到来!国民は我慢の限界、TVタックル永田町仕分けスペシャル』と題して、政権交代から3ヶ月間をふりかえりながら、経済・外交問題などの重要課題について激論を交わしました。
私以外の出演者は、与党から、渡辺周(総務副大臣・民主)、笠浩史(民主・衆議院議員)、桜井充(民主党参議院議員)、保坂展人(社民・前衆議院議員)、石原伸晃・(自民・衆議院議員)、平沢勝栄(自民・衆議院議員)、小野寺五典(自民・衆議院議員)、江田憲司(みんな・衆議院議員)の面々でした。
一昨日の記事で、ジャーナリスト山際澄夫氏とバトルがあったことを報告しましたが、ちゃんと放送さました。
小沢一郎氏の西松建設違法献金事件をめぐって、ジャーナリストの山際氏が「社民党も共産党も、批判していないではないか」と述べたことに「ひとこと言わせてくれ!」と机を叩いたところから、日本共産党が「金権とは一切関係ない共産党は堂々とやっている」と反論したところ、また「胆沢ダムで『天の声』ってやってるのを国会で初めて追求したのは今は亡き吉岡吉典さん、そして吉井英勝さん、そんなことは国会議員やってるものならみんな知ってるじゃないか!」と事実を示したところまでキッチり放送で使ってもらえました。
この問題では、民主党の桜井充・参議院議員が「われわれも事実を知り得ていない。司法の場で決着されるのを待って判断したい」と発言、これに対して「司法が判断するというのは司法の問題、それと同時に政治家として、個人として、国民に説明する責任がある。国会はそういう疑惑が出たときには国会として解明の努力をする、この三つが原則だ。どの党であれそれが必要だ」と述べ、これには、ジャーナリストの山際氏も「全くその通りだ!」と合いの手を入れていました。
また、天皇の中国副主席との「特例会見」について、小沢氏が「国事行為に内閣が助言と承認をするのは憲法に書いてある」と開き直った問題で、政治評論家の三宅久之氏が「あれは国事行為じゃない。国事行為は憲法に10項目細かく規定されている」と述べたのをうけて「三宅さんのおっしゃるように、国事行為にはあたらない、これが一つ。もう一つ、天皇が政治的権能を有してはならない、この二つの要請をきちんと守ることを憲法は求めている」と指摘し、これには三宅氏から「珍しく意見が一致するねぇ」と帰ってきました。
外国人参政権の問題では、民主党の出席者までが「(党内に)賛成・反対ある、慎重にすべきだ」と述べたのにたいし、議員では私だけがハッキリと「日本の民主主義の成熟という問題として、地方参政権については当然だという立場をとってる。全国で賛成の意思表示をしている」と態度を明らかにしました。
さらに、普天間基地問題では「鳩山首相の選挙中の公約『県外、国外移設』だった。これを守るのかどうかが問われている」と指摘。そして「県民の意思はハッキリしている。辺野古への新基地建設反対は明白だ」「すくなくとも13年間、自民党政権のもとで、辺野古への新基地建設は一歩も前に勧めさせなかった。杭一本も打たせなかった」と述べました。(このとき、隣の小野寺議員と揉みあいのようになってしまい、司会の阿川さんから笑われてしまいました。お見苦しくして失礼しました)
その後、三宅久之氏が「民主党政権は4年間は続く。4年間、日米同盟が続くかどうかさえ疑問だ。日米同盟が50年もつづいているのはむしろ不思議だ」と発言、これには私も「日米安保条約は、少なくとも片方が廃棄すると決めれば、一年後に廃棄されるものだ」と発言。そして日米双方で政権交代があったもとで「ブッシュ政権と自民党政権時代の『合意』をどうするか議論することはできる」と指摘しました。
今回は、出演者も多いなかで、それなりに私の大事な発言を使ってもらえたのではないかという印象です。カットされると思った山際氏とのバトルもきっちり放送されましたし、やはり机を叩くパフォーマンスが効いたのでしょうか?
| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2009/12/20