こくた恵二のこだわりエッセー

ヤングジョブスポットの突然の廃止許せない(京都民報3月11日付)

一つのメールが国会質問のきっかけだった。私のホームページに、千葉の青年から「ヤングジョブスポットを廃止しないでほしい」 と声が寄せられたのが1月17日。質問が2月28日だ。短期間ではあるが、関係者への聞き取りなど調査を行ない厚労省を追及した。

 「ヤングジョブスポット」とは、働きたいと思っていても職種を絞れないなど悩みをかかえた若者の交流や職業意識の啓発・相談を行なう、 「若者就労自立支援」の一環だ。03年度に始まり、なんとのべ42万人若者が利用している。アンケートでは83%が「就職に結びつく方向に」 、41%が「就職につながった」と答えている。政府の施策でこれ程喜ばれたことがあっただろうか。ところが厚労省はこれを廃止する方針だ。

 政府自身が、ほんの四ヵ月前まで「年々来所者が増えている、就職に結びついている、効果がある」、この「事業を実施しなかった場合… 中長期的に見て大きな損失」と絶賛していたのだ。

 「似たような業務を行なう窓口が増えたから発展的解消する」というが、実際に利用している青年から「就労に向かう若者の段階に応じて、 援助の仕方がいろいろあったからこそ効果的役割を果たしてきた」との声が上り、厚労省も「相互補完の関係が役割を、発揮してきた」 と評価していたのだ。許せない。形式はどうあれ、若者の就労支援事業を後退させてはならないのである。私の指摘に対して、 若者就労支援の充実の重要性については大臣も認めた。今後も動向に目を配りながら、若者の雇用確保の前進のために、頑張るぞ。

 

 

| コメント (2) | トラックバック (0) | Update: 2007/03/11

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コメント

今日(2012年10月19日)の朝日新聞朝刊に、静岡県40代女性からの「うその苦情で解雇」という、投書が寄せられていました。こくた様もお読みになったと思いますが、
 「12年間続けたバスガイドの仕事を解雇されました。上司によると、私が担当した団体客からクレームがきたのがりゆうだそうです。たまたま知り合いだったその団体客の幹事の方におわびの電話をしたところ、驚いた様子で『クレームなんかいれていないよ』。
 バスガイドの仕事が減る中で、上司がお気に入りの人に仕事を回すため、クレームをでっち上げて人減らしをしたようです。所長も言いくるめられ、私は泣き寝入りです。誇りをもって仕事をしてきたのに、怒りがおさまりません。」
 投稿者である彼女にも、後輩への配慮が足りなかったなど、問題があったとは思いますが、うそをでっち上げてまで・・・というのはやりすぎではないでしょうか。
 沖電気や日産など大企業の不当解雇問題を「しんぶん赤旗」でとりあげ、世論を形成してきた共産党のこくた様としては、党の静岡県議とも連携して、バス会社名を公表して、裁判やADRなどの方法をもちいて、彼女に解雇撤回を勝ち取らせるべきです。

 佃力丸さんメールありがとうございます。
 朝日新聞の「職場のホンネ」という欄の記事のことですね。
 投稿記事によると、40代の女性に不十分さがあったとも思えません。
 残念ながら、静岡県には日本共産党の県会議員はいないので、関係者に連絡しております。

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