京都府知事選挙は残念な結果でした。「いのちの平等、暮らしの再生」 を訴えた門ゆうすけさんは、善戦・健闘しましたが敗北しました。

　門候補は、開票直後「暮らしの叫び、政治を前に動かしてほしいとの願いを大きく集めることできず申し訳ありません。 悔いなく闘い抜くことできた。一つひとつ選挙戦の経験を通じて勝利へ」と決意を述べ、逆に我々が励まされました。

　丁度その時、開票速報を報じるＫＢＳテレビでは、選挙の選択について「子どもの医療費の無料化の年齢を引き上げて」 「国民健康保険料は高すぎる」との府民の声を放映しているではありませんか。

　選挙戦での論戦では、相手陣営を追いつめ要求にもとづく運動の前進を見た思いがしました。

　私は、メディアの求めに、「いのちと暮らしを守るギリギリの要求は、いっそう切実になる。 その実現のために私たちは歩みを止めるわけにはいかない。府民の声に応える責任がある」とし「公約実現をめざし、運動をさらに強化し、 そして次なる闘いに挑みたい」と答えました。

　今度の選挙戦を通じて、新しい政治への期待と広がりを実感しましたし、貴重な財産をつくりました。

　門陣営は前回知事選挙と比較して得票数で三万八千票伸ばしています。 昨年の総選挙での日本共産党の比例票を大きく上回っているのに対して、現職陣営を支えた「オール与党」は、 比例票の五割も獲得できなかったのです。

　新しい政治への探求を模索する国民の胎動が始まっています。頑張りましょう。