こくた恵二のこだわりエッセー

説得すべきは米国政府(しんぶん赤旗5月26日付け)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA         いよいよ予想される参院選の公示日まで一カ月を切りました。私は全国を駆け巡っています。

今度の選挙で、訴えるべき日本共産党の役割と特質は明確です。「アメリカにも財界にモノ申すことのできる党」ということです。

「政治を変えてほしい」と思ったのに、「民主党には裏切られた」との怒りの声が寄せられています。鳩山首相は、普天間基地問題で「最低でも県外」と公約しながら自公政権とさして変わらぬ辺野古移設を示しました。

なぜ、基地問題で民主党政権は県民の声をふみにじるのか。「沖縄よりアメリカ」と書いたメディアがありました、その通りです。「抑止力」の呪文で、65年も基地によって暮らしと権利をないがしろにされてきた実態を覆い隠すわけに行きません。「米海兵隊の抑止力への疑問を(米政府に)真正面から提起したことが一度でもあったのか」と東京新聞は社説で主張しています。説得すべき相手は沖縄県民ではありません。米国政府なのです。

「沖縄の普天間飛行場の無条件撤去を」は沖縄県民の願いです。その立場で、志位和夫委員長を団長とする日本共産党訪米団は、アメリカ政府に堂々と主張しました。基地の成り立ちと、県民の怒りの歴史的根源をのべ、もはや後戻りできない段階に来ていることを諄々と説いたのです。

「戦後65年もたつのに外国の軍隊が存在する」という異常をただしましょう。「アメリカにモノ申すことのできる」日本共産党の前進で、今度こそ、政治を変え、前に進めようではありませんか。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2010/05/26

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