京都民報11月11日号-「政治の一寸先は闇」
「政治の一寸先は闇」自民、民主による連立協議問題や小沢氏の辞任騒動は、それを示した。
両党の一連の動きを「国民」というキーワードで考えてみよう。
「国民を恐れている」ということだ。 国民の前で堂々と行うべき党首討論さえボツにして国民のうかがい知れぬ密室での協議を選んだのだ。
「国民の民意を無視している」。夏の参院選挙は、「自民・公明の悪政ノー」の審判が下った。自民はそれを真摯に反省せず、 数合わせで乗り切ろうとした。民主が反自公を掲げて選挙を闘いながら自民党と手を組もうというのは、国民への裏切りに他ならない。
「国民を信頼し依拠して政治を変える」道を放棄し「ネジレ国会で政策が実行できない」と嘆いている。
そうだろうか?政治は変わりつつある。まず数の横暴は通用しない。あの戦争は正しかったとする考え方で政治を進めようとした”靖国
“派は大打撃を受け、改憲の動きはペースダウンした。(もちろん油断はならぬが)
また、災害被災者の生活再建支援法を改正し、住宅本体への補助を実現する方向が生まれた。政府は、後期高齢者医療制度、 障害者自立支援法などの見直しを表明せざるを得なかった。これらの変化は国会での論戦と国民の世論・運動がつくりだしたものである。 ここに確信を持ち、この道を進むことがいま求められている。
日本共産党の「国民が主人公」という立場は、民意を尊重し、国民とともに政治を変えるという根本をあらわしている。
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