こくた恵二のこだわりエッセー

京都に高速道路はいらない!(京都民報2月3日付け)

 いよいよ京都市長選挙の告示だ。いま国会で問題になっている「道路特定財源」問題と京都市内高速自動車道建設は深い関係がある。
 私どもは、20年前から一貫して「道路をつくり続けるためにしか使えない『道路特定財源』を、暮らしや福祉、環境などにも使えるように一般財源化すべきだ」と主張してきた。
 ところが政府は、今後59兆円も道路をつくり続ける「道路中期計画」を作成した。そして、国交省作成の文書をもとに、中期計画の道路建設の中心は「除雪対策、通学路の歩道整備、開かずの踏切対策」のためだと、大宣伝を始めだした。
 安心・安全の確保とか地域の生活道路の建設を行なうのは当然だ。中期計画でいう59兆円の費用の中で、除雪は2・5%、歩道は4・3%、踏切は6・3%を占めているに過ぎないのである。(この点は「ビートたけしのTVタックル」で発言したのだがカットされた)
 じゃあ何に使っているのか?「国際競争力の強化」に名を借りた高速自動車道の建設が全体の四割を占めているのである。その一つが京都高速自動車道だ。
 「環境のためだ」と政府は言う。道路をつくるということは車の交通量を増やし、CO2を増やすことではないか。地球温暖化防止の議定書発祥の地・京都を排ガスのまちにして良いのか。
かつて現職は、建設費用は90億円しかかからないと公約しながら、新たに1,450億円もの負担を市民に負わせて良いのかも問われている。
 中村和雄さんは、「市内への高速自動車道乗り入れ反対」キッパリと主張しているただ一人の候補だ。次の世代に美しい地球と京都を譲り渡すためにも勝ちぬこう。


 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2008/02/03

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