こくた恵二のこだわりエッセー

核兵器廃絶に向けとりくむべき時-(京都民報7月20日付け)

  7月7日から12日まで、河野洋平衆議院議長のお供で、フランスとイタリアを訪問した。

  今回の訪問は、9月1、2日に、日本で開催されるG8議長サミットの下準備のために、両国下院議長との会談、意見交換が目的であった。

  フランスでは、アコワイエ国民議会議長、イタリアではフィーニ下院議長や上院外務委員長らと会談し私も同席した。

  今年のG8議長サミットの議題は「平和と軍縮」である。そして、開催会場を“ヒロシマ”としたところに河野氏の思い入れがある。

  河野氏は、現在の軍縮の焦点は核軍縮であり、それを議論する最もふさわしい場所はヒロシマ・ナガサキであるとし、「『ヒロシマ・ナガサキを最後の被爆地に』という言葉は、日本国民の悲願であり、世界人類の願いである」と一貫して訴え、議長サミットの議題と開催地の説明を行ってきた。

  これに対して、会談の当事者全員から「ヒロシマは日本にとってだけでなく世界の平和のシンボルだ。平和へのアピールの象徴的な場所だ」との賛意が示され、河野氏のイニシアチブを高く評価した。

  私も、日本の国会を代表する見識に心から賛辞を送りたいと思う。

  さらに、河野氏は、「核兵器の廃絶をめざして」活動していることを明らかにしつつ、また核の惨禍を知ってもらうことが大切であると指摘した。

  私は、会談の中で「いよいよ核兵器廃絶に向かって期限を切った取り組むべきときに来ている」と主張し、被爆地の国民の思いを述べたのである。

 

| コメント (0) | トラックバック (0) | Update: 2008/07/20

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