10・15ショック(しんぶん赤旗10月17日)
「一〇・一五ショック!」が国民に新たな怒りをまきおこしている。一〇月一五日に後期高齢者医療制度にもとづく、年金から保険料の四回目の天引きが行われた。今回は、六五歳から七四歳までの三百万人が国民健康保険料を天引きされるなど、新たに六二五万人が年金から天引きされた。一気に一五一〇万人が保険料徴収されることになった。
「まったく許せない」の一語につきる。この日、日本共産党国会議員団は「後期高齢者医療制度は廃止しかない」と怒りの宣伝を各所で行った。私は前夜急遽京都に戻り、西脇いく子府会議員とJR丹波口駅前で宣伝。
九月一五日に京都市内各所で開催された「敬老を祝う集い」で、高齢者から、「ともかく天引きを止めてんか、暮らしの算段ができひん」「食費がまず第一、次に家賃、余れば医療費という暮らしを、お上は知っているのやろうか」と、こもごも訴えられた。
この声に、麻生首相は、(年金天引きが)「高齢者の方々の心情にそぐわない点もあった」と述べ、さらに一時は「根本的見直し」に言及せざるを得なかったのだ。
見直すといいながら、「天引き」を拡大する。これが国民無視の自民・公明政治の悪行だ。怒りを選挙にぶつけ“一票一揆”を起こそうではないか。
京都市会では、南区の補欠選挙で日本共産党の佐野春枝さんが勝利し一議席増えた結果、「後期高齢者医療制度廃止」の意見書が採択された。政令指定都市で初めての画期的な意見書採択である。
いよいよ国政の番だ。比例での日本共産党の躍進と京都一区で私・こくた恵二の勝利で、後期高齢者医療制度を廃止しようではありませんか。
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