日本共産党の出番だ!参議院選挙勝利へ
京都市長選挙では、広原もりあきさんの陣営はよく健闘した。 現職の「相乗り」オール与党は、先の総選挙での比例票・合計49万票を、23万票にし、比例代表の得票率で比較すると、82,4%を53,7%に激減させた。 広原陣営は、政党としては日本共産党一党の票数を、67%伸ばしたことになる。 「現市政への不満を持つ人は、落選した2人の票数以上にいるだろう。潜在的な批判の大きさは無視できない」とメディアも指摘している。 無党派層と民主党支持層、社民党支持層では広原さんが現職を上回る支持を獲得した。 このへんに政治の現状打開のカギがあるのではないだろうか。 懇意にしているある記者から葉書が届いた。「右へ右へと世の中がなびかないよう、お互いの立場で頑張りましょう!」との激励の内容だった。 先の総選挙を前後して、有事法制に8割を超える国会議員が賛成し、憲法9条改正めぐって、自民党のみならず民主党も当然視する事態が生まれ、日本の政治全体に大勢順応型の風潮が蔓延しつつある。 選挙における後退や敗北と閉塞状況を見ると、将来展望を見失いがちだ。しかし、いまの暮らしをないがしろにする政治と、平和をめぐる状況に対して、ただ頭を垂れていて良いのだろうか。 自民党政治のもとで矛盾は解決しない。困難なときこそ不屈の日本共産党の出番なはず。先の激励もそんな気持ちを託してくれているように思える。 今度の参議院選挙は、このような思いや現状に批判的な人々との交流、融合、総結集する努力が、私どもに求められている。 市長選挙でつくられた新しい共同「バラバラで一緒」という財産も得た。その共同の輪をさらに大きくするためにも日本共産党の自力を強くする必要がある。今取り組んでいる「しんぶん赤旗」読者を増やす運動がそれだ。 何としても参院選挙で勝ちぬきたい。皆さんの協力を心からお願いするしだいである。
(「左大文字」2004年2月21日号)
(Update : 2004/02/21)
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