小泉内閣の庶民への雪だるま式負担増(しんぶん赤旗)
「京都というのは血も涙もないところだなー」と自民党席から野次が飛んだ。 予算委員会における、社会保障についての集中審議で、私の質疑をおこなっている最中のできごとだ。 予算委員会で、私は、小泉内閣が行なっている負担増がどれほどひどいものか、この4月からの京都で起こる事態を示して追及した。 配偶者特別控除の廃止に伴い、新たに住民税課税になる夫婦二人世帯(所得163万円)の税と社会保険の負担は、何と16万4788円から、39万203円に飛び跳ねることを、京都市の試算で明らかにしたのだ。 あまりにも負担が雪ダルマ式に増えるのにさすがに自民党も、「こんなにとられるのか」と驚いたというわけだ。 ことほどさように、自分たちが強行しようとしている施策が、国民にどれほどの悪影響を及ぼすのかについてまともに考えもしていないし検討もしていないことを示している。 予算審議を通じて次のことが言える。 一つ、今日の京都市政は「オール与党」体制によって、社会保障の切捨てが行なわれていることは隠れもない事実だ。自民党でさえも驚く「血も涙もない」市政の転換をはかろうではないか。 二つ、「血も涙もない」政治を強行しているのは小泉自民・公明政治そのものだ。そのおおもとを変えよう。メディアも「老いも若きも負担増」と指摘している。 この政治を変えねば国民生活の未来も日本経済の再生もない。 今後二年間で七兆円にも及ぶ負担と消費税増税をねらう小泉内閣に「老いも若きもノー」の大声をあげよう。
(Update : 2005/03/02)
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