こくた恵二
こくた恵二のこだわりエッセー

中京女性後援会の憲法パンフ発行を祝う

 憲法全文パンフの発行に心からの拍手を送ります。
 憲法改正めぐって議論が盛んな時だからこそ、意義があります。
 憲法実物を手にして、皆で読んでみようではありませんか、読んでいただくことによって、「憲法のすばらしさが理解してもらえる」「話し合いの基盤がつくれる」という自信に満ちた“京女の心意気”が伝わってきます。
 日本国憲法第24条(まずめくって読んでください)は、「個人の尊厳」と「両性の平等」を家族生活の大原則としました。平塚らいてう「元始、女性は太陽だった」以来の、女性の同権と平等をめざす運動の結実でもあり、新たな出発の「宣言」でもあったのです。
 今日、憲法改悪をねらう勢力は、平和の第9条、基本的人権の第25条などと並んで、第24条の家族生活の規定にまで攻撃の矛先を向けています。これを跳ね返す京女の底力の発揮が求められます。
 かつて蜷川知事は、京都府庁には「憲法を暮らしの中に生かそう」の垂れ幕を掲げ、府民に憲法全文=「ポケット憲法」をプレゼントしました。
 今ほどこのスローガンが大切なときはありません。守れ9条!生かせ24条・25条!を府民の圧倒的多数に。
 皆さんの新たなプレゼントが多くの女性のポケットに届くことを願って。
                            

(Update : 2005/06/05)