東京都議選結果を踏まえ、新たな前進へ!(しんぶん「赤旗」7月6日付)
東京都議選で日本共産党は13議席を確保した。前回から2議席を減らしたのはとても残念だが、選挙結果を冷静に分析することが必要だ。 今度の結果は、メディアが喧伝しているような「二大政党の定着」ではない。 それどころか、二大政党制づくりを打破し日本共産党の前進を勝ち取る端緒が開けたことを示したのである。 その一つは、文京区、日野市区という定数2人区で日本共産党の候補者が勝利したこと。さらにいわゆる無党派層の動向である。「朝日」の世論調査では、無党派層の日本共産党への支持は18%の二位、4年前より1,5倍増えている。NHKでも20%の二位である。 また、後退を余儀なくされた03年の衆院選、04年の参院選での比例票に比べると、日本共産党の東京都での得票数は、それぞれ128%、130%と大きく伸ばしている。自民党のそれは72%、92%。民主党は47%、50%である。その意味の大きさがわかる。 論戦の力が大きくモノをいった。二大政党づくりとは「オール与党」化であること。石原都政のオール与党と真っ向から対決し、暮らしと営業を守る道筋を明らかにしたこと。政府税調のサラリーマン増税に反対、など威力を発揮した。 都議選投票日の3日、沖縄の県都・那覇で市会議員選挙が始まった。「報道2001」のテレビ出演後直ちに、支援にかけつけた。「基地のたらいまわしでなく、基地の撤去」「福祉の切捨てを許さない」これも争点は明確だ。候補者の平和への思い、地方自治体の魂を取り戻そうの熱き訴えが響く。さあ前進だ。(7月4日記)
(Update : 2005/07/08)
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