衣笠・金閣民報9月号
総選挙では本当にお世話になりました。 地元の皆様のご支援のおかげで、比例近畿ブロックで私の当選を勝ち取り、3議席を確保・維持することができました。 今度の選挙で日本共産党は、前回総選挙と比較して、33万票を増やして、492万票を獲得し、現有9議席を守り抜きました。 このことによって、次の勝利者となるしっかりした足場を築くことができました。 私個人としては、小選挙区・京都一区で勝利できず、まことに申し訳ない思いで一杯です。非力を反省し、次の選挙めざし長期の展望で力をつけます。 さて、選挙の結果を冷静に見る必要があります。 自民党、公明党は「議席」では圧勝しましたが、「得票」では49%しかないのです。東京新聞も「圧勝を圧倒的支持と思ったら大間違いです」(9月19日付け「社説」)と指摘しています。 もう一点は、増税と改憲の動きについてです。財務大臣は選挙直後「定率減税の廃止」「国民の支持を得た」と発言。「冗談じゃない!」さすがにテレビでも「マニフェストになかった」との批判が行なわれました。「テレビ討論で『サラリーマン増税はしません』と言ったのは誰や!」 自民党が改憲手続きのための「国民投票法」の審議、提案権を持つ特別委員会を突如持ち出してきました。与党と民主党は、憲法調査会を衣替えを事実上合意しているのです。 この事態のもとで、増税反対、憲法改悪の新たな動きへの警鐘を鳴らす日本共産党の役割りが重大です。まさしく「たしかな野党」の出番なのです。 「首相が数を背景に、強引な手法を取る不安」を「感じる」と答えた人は63%を占め ています。(読売)この声に応えることこそ日本共産党の仕事ではないでしょうか。 私は、国会での論戦、庶民増税反対や憲法9条を守り抜く運動を国民的に起こし、八方ふさがりの外交打開と世論づくりに努力し、党を強く・大きくするために奮闘する決意です。 今後のご援助を重ねてお願いします。(9月20日「彼岸の入り」の日に)
(Update : 2005/09/23)
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