イラク特別委員会を毎週開催、衆議院単独強行採決を与党が陳謝、国会正常化
3日、「空転」していた国会で、与野党の国会対策委員長会談が開かれ、衆議院イラク特別委員会を今後週1回開催し、質疑を行うことなど、4項目の事態打開案を与党側が提案しました。野党側が、これを了承したことをうけて正常化されることになり、午後3時から、参議院予算委員会が開かれ、03年度補正予算案が審議入りしました。 国会対策委員長会談では、冒頭、自民党の中川秀直国会対策委員長が、衆議院での採決が不正常な形となったことについて陳謝しました。 与党側の提案は、(1)次回の衆議院イラク特別委員会の冒頭で斉藤斗志二委員長が混乱を招いた委員会運営について陳謝する(2)今国会会期中、同委員会を週1回開き、政府にイラクの現地状況を報告させ、質疑する(3)衆議院予算委員会で本予算案の審議入り前に追加審議を行う(4)本予算案審議の衆議院予算委員会の基本的質疑(首相ら全閣僚出席での質疑)を3日間行う(従来は2日間)―の4項目です。 イラク特別委員会の毎週開催は、日本共産党など野党が求めていたものです。イラク派兵について、まともに審議もせず、承認させようとした政府・与党のもくろみに打撃を与えるとともに、イラク問題を国民注視のもとで監視し、審議する場が確保されることになりました。
(Update : 2004/02/03)
|