衆議院国土交通委員会で羽田再拡張に反対
16日、衆議院国土交通委員会で、羽田空港再拡張事業推進のための東京国際空港緊急整備事業特措法案が、自民、民主、公明の各党の賛成で可決されました。 同法案は、総額約1兆円に上る同事業の資金確保のため、国の空港整備特別会計に周辺自治体から無利子貸し付けを行うしくみを定めています。 私は反対討論で、(1)騒音被害を受ける自治体、住民の納得を得ないままの事業着工は許されない(2)同空港への乗り入れ・増便が地方空港の採算性を向上させる保証はなく、整備費用の負担増で赤字が膨らむおそれがある(3)元来、国が負担すべき事業費を、周辺自治体に無利子貸し付けの形で負担させることは本末転倒―と指摘しました。 採決に先立って行われた質問で、2年前に事業決定しながら飛行ルートを今年2月まで示さないなど、関係自治体にまともに説明をしていない国土交通省のやり方を厳しく批判。 堂本暁子千葉県知事や同県議会の自民、民主、公明の各党の議員も批判していることを指摘し、少なくとも、周辺自治体、住民の納得を得られるまでは着工すべきでないとのべました。 また、安全な飛行ルートの確保の障害となっている米軍横田基地の撤去を求めました。
(Update : 2004/03/16)
|