年金改悪法案の強行採決について会見
28日、国会内で、与党による衆議院厚生労働委員会での年金改悪法案の強行採決について記者団に問われ、運営上も、内容上も、かつてない暴挙だと糾弾し、採決を差し戻し、国民の前で堂々と慎重な審議をすべきだと強調しました。 そして、与党が連休前の採決を一貫して叫び、ルールを無視して強行したことに最大の問題があると運営上の問題を指摘しました。 また、日本共産党の追及で短時間の審議の中でも、(1)保険料連続引き上げで年金制度の空洞化に拍車をかける(2)給付水準の一律15%カットで生存権を侵害する(3)消費税増税に道を開く――という政府案の問題点が明らかになったことをあげ、国民的な討論をしっかりすることが国会の役割だったにもかかわらず、与党の採決はこれを事実上封鎖するものだと批判しました。 今後の対応について、今まで年金問題の審議は、5年に1度あったが、今回の政府案は、国会の審議なく自動的に保険料を引き上げ、給付水準を引き下げる法案で、しかも、与党側からすれば、「百年安心」という法案にふさわしい審議をするのは当たり前だとのべ、採決を差し戻し、徹底審議を求めていく考えを表明しました。
(Update : 2004/04/28)
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