こくた恵二
こくたが駆く

終戦記念日の街頭演説会

 8月15日恒例の終戦記念日演説会に臨んだ。
 私が、府会議員補欠選挙の候補者になった1985年以来、終戦記念日の演説を担当してきた。
8月15日は北区出雲路学区で鴨川生活と健康を守る会を中心とした「親子まつり」が開催される。この取り組みに参加するためにいつも京都に還ってきたことから自然に担当になってしまったきらいがある。
いまでは恒例となって勇んで参加している。
滋賀県の草津で林俊郎参議院候補と、大津で八木修大津市会議員団団長と、京都に戻って本庄孝夫京都府会議員、赤坂仁市会議員、京都母親連絡会の衣笠事務局長と一緒に宣伝した。
 今年の8月15日は、自衛隊の多国籍軍への参加のなかで、憲法改定をめぐる重大な事態のなかで迎えた。
 アーミテージ米国国務副長官が「憲法9条は日米同盟の妨げ」と発言し、この12日にパウエル米国務長官が、「国連安保理常任理事国入りを目指すなら、憲法9条の見直しが必要だ」と記者会見で明言。アメリカ発の憲法改定の動きが顕著だ。
 国内では、小泉首相が選挙中に「集団的自衛権を行使できるように憲法を改正すべきだ」と主張した。一方民主党の岡田代表はワシントンで「憲法を改正し、国連の明確な決議あれば海外での武力行使を容認すべきだ」と語っている。
 憲法を改定し、海外での武力行使に道を開こうという点では、自民も民主も同じです。ここをリアルに見ることが大事です。
これらの憲法改定の動きに対して、国民の側から反撃が始まっている。大江健三郎さんや小田実さん井上ひさしさん、梅原猛さん、鶴見俊輔さんら「九条の会」が発足し、記念講演会の開催をはじめ国民的運動がスタートしている。これに俳優の吉永小百合さんや落語家の桂米朝さんも賛同の意を表明するなど大波がおき始めている。
京都の宗教者の方々「日本国憲法9条を守ろう」の訴えも出された。
 全国各地で「憲法を守ろう」の多数派をとの運動が草の根で開始しようではありませんか。
そのために、この8月を、戦争と被爆の体験をみんなで語り風化させない努力を行う月として頑張ろうではありませんか。終戦の日を記念して。

(Update : 2004/08/16)