国土交通委員として、全建労近畿地本大会に出席
おはようございます。第58回全建労近畿地本定期大会にあたり、日本共産党を代表して心からの連帯のあいさつをします。 この大会に参りましたのは、国会の国土交通委員になったからと、私の住んでおります町内に組合の全建労近畿地本の役員さんがおられます由縁もありまして伺った次第です。 先の参議院選挙では、多くの労働者・国民の皆さんの期待に答えることできず、議席を後退させる残念な結果となりました。私たちは、この参院選の結果から教訓を引き出し、「二大政党制」づくりと対抗する「国民中心の新しい政治の流れ」をつくりだすべく全力をあげて取り組む決意です。 「全建労のうた」(注1)はみなさんの組合の理念を謳いあげていると考えます。歌詞に盛り込まれた「平和な国土」「楽しい職場」「民主の社会」こそ憲法の指し示す日本の姿といえます。まさに戦後直後の民主化運動と憲法によって導かれた意気高い組合運動の原点ではないでしょうか。 憲法を教育の未来の礎石として位置付けていた小学校校歌にも遭遇しました。私の友人が送付してくれたのですが、千駄ヶ谷小学校校歌(注2)がそれです。 世界の国にさきがけて 戦争棄てた憲法の こころ忘れず取り持って 平和日本の民となる これが我等の将来だ この憲法を変えて「戦争できる国」にしようとしている勢力に未来はありません。 たとえ国会の中で、「集団的自衛権の行使容認」が多数に見えようとも、職場で闘う組合があり、「憲法9条を守ろう」という国民多数の声ある限り、そしてその団結あるかぎり、反動側の野望を阻止できるという確信を持って、草の根から闘おうではありませんか。 戦いの原点、憲法そのものを開き、憲法を語りましょう。 かって京都の蜷川民主府政は「憲法を暮らしの中に生かそう」と府民に“ポケット憲法”をプレゼントしてきました。いまでも多くの府民の心に根付いていると確信します。 議案集を、拝見させていただきました。如何に多様な取り組みを行っているか、あらためて敬意を表します。 本大会で、「国民の中へ、国民とともに」を運動の基調として据え、国民本位の公共事業、すべての建設労働者を視野に入れ、地域との共同と政治革新を展望した闘いで大きく前進するよう希望するものです。 また「家族の支持を得る」という足場を固めた展開で組織拡大でも飛躍されますようご祈念申し上げ、挨拶とさせていただきます。
注T 全建労のうた 1、荒地開いて 文化を築く 我等の仕事は でっかいぞ 治山治水の 守りを固め 平和な国土を 作るのだ 全建労 全建労(以下繰り返し) 我等の全建労 2、岩を貫ぬき 怒とうをはばむ 我等の仕事は でっかいぞ 鉄の団結 同士の誓い 楽しい職場を 作るのだ 3、国のすみずみ 明るい道路 われらの希望は でっかいぞ 行く手輝く 緑の国土 民主の社会を 作るのだ
注2 千駄ヶ谷小学校校歌 2、道行く人のためならば 落ちてる石も捨て給え 顔も見知らぬ人々に つくし合うのが新しい 民主日本の民心 民主日本の民心 (1番は省略。現在この校歌は使われていません)
(Update : 2004/09/05)
|