こくた恵二
こくたが駆く

臨時国会始まる!

photo 今日から第161回臨時国会が始まった。議院運営委員会理事会、委員会、休憩を挟んで委員会、日本共産党国会議員団公開総会、本会議、合間を縫って今国会初の全労連のデモ激励といつもの忙しさの坩堝(るつぼ)に。
 国民が今度の臨時国会に期待しているのは、何といっても“政治とカネ”の問題で金権腐敗の根絶だ。そして年金問題については9月の世論調査に見られるように依然として「白紙に戻してほしい」が切なる願いだ。米軍ヘリ墜落事故では基地と生命・安全は共存できない、「基地撤去で根本的解決」が声である。
 これらの熱い焦点に対して、小泉首相の「所信表明演説」はどう答えただろうか。
 結論からいえば、そのひどさに驚いた。国民の声や願いを真剣に検討した形跡もない、何の回答も示しえないお粗末なものだった。(与党席からすら殆ど拍手もなかった点を追記しておく)
 「政治とカネ」では、解決の方策はおろか「日歯連」も「迂回献金」の文言もなし。「政治家一人ひとりが肝に銘じ」と個人の責任にすりかえ相変わらずの他人事で終始した。
 国民の暮らしや営業の苦しさに対しては、殆ど触れることなく「関知せず」という態度であり、“郵政民営化”を声高に呼号するだけ。
 基地問題は、「在日米軍の兵力の構成の見直し」として「沖縄等の地元の過重な負担の軽減」と述べるだけで、県民の痛みについて一切言及せず。世界では基地機能の縮小が進んでいるのに何故強化・再編なのか?
 イラク問題に至っては「大量破壊兵器」の「た」の字も出てこない。
 全文を読まれたら私の感想に「ほんまにそうやね!」の同感が寄せられるであろう。今進みつつある自公政治の破たんが見えてくるのではないだろうか。
 14日、日本共産党を代表して志位和夫委員長が本会議代表質問に立つ。ご期待あれ!


(Update : 2004/10/12)