滋賀県を駆け、圓徳院”雪月花”で至福のとき
本日は、滋賀県を駆け巡った。大津市のパルコ前・JR草津駅の西口・JR栗東駅の東口の3箇所で、街頭宣伝としては少し長めの時間をいただいて、先週終わった臨時国会の報告をおこなった。 大増税の動きです。定率減税廃止が狙われています。年金問題の議論の中で、小泉首相は国庫負担を三分の一から二分の一に引き上げる財源として定率減税廃止を視野に入れていることを明言しました。 国庫負担を増やすのは、「働き盛りの負担を減らす」だったのです。ところが定率減税の廃止で「働き盛りへ負担を増やす」 こんな大矛盾があるだろうか。 さらに、99年に景気回復のために中堅の働き盛りへの減税=定率減税と、一緒に導入された大企業向けの減税はそのまま手をつけないということだから、なにをか言わんである。 この上さらに消費税の増税=庶民負担増をねらっているのが自・公政権だ。この点は民主党も同様である。 二大政党はこの増税路線という点では同じ立場に立っているのだ。 (写真1枚目、大津市パルコ前。森滋賀県議がたすきをかけたもので、私も西陣織、友禅染めの「タスキ」でシャキッと宣伝)
イラク問題では、日本の自衛隊が、サマワではオランダ軍に守られている現状で、それでもすでに8発もの迫撃砲が打ち込まれていること、そのオランダ軍も来年3月で撤退しその理由として「治安情勢の悪化」をあげていることなどを紹介、直ちに撤退すべきだと訴えた。 災害復興・個人補償問題では、日本共産党が全国で取り組んだ義捐金に一億7千万円、滋賀県でも114万円もの募金が集まったこと、多くのボランティアを送り、現地で大変感謝されていることなど紹介。また、野党が提出した被災者生活再建支援法改正案に対して、与党が党略的にこれを廃案に(新潟の地元紙)したことを批判した。 (写真2枚目、草津駅西口)
3箇所目の栗東駅前での訴えのあと、遠くから熱心に聴いていた学生風の青年二人が近づいてきて、『義捐金に取りくんで2億円近く集めているなんてすごいですね』と声をかけてきて『ほかの政党はそういうことはやっていないのか、なぜ共産党より集められないのか?』『憲法9条を変えようという流れは、もう止まらないのではないか?』『北朝鮮への経済制裁にはどういう態度をとっているのか?』など、次々と質問をしてきて、一つ一つていねいに答えるとすごく納得をしてくれた様子で最後は握手で別れた。次の予定がなければ、もっとゆっくりと話をしてみたかったのだが、、、残念! (写真3枚目、栗東駅前)
栗東から1時間ほどで京都にもどり、連れ合い・友人とともに、高台寺塔頭圓徳院の「雪月花を楽しむ会」に参加。 圓徳院庭園の冬間近な季節を楽しむもので、京・洛市「ねね」門前会の皆さん方が企画したもの。ライトアップされたすばらしいお庭の眺めと、北政所”ねね”ゆかりの貴重な書院、襖絵・書画の数々を堪能。 後藤典生住職のお話をお聞きし、「雪月花」の粥を食することもできて、久々にゆったりとした時間をすごすことができ、まさに大満足のひと時になった。(圓徳院のライトアップした庭でのスナップ。写真が悪くてゴメン)
「雪月花」とは 仏教ではお釈迦様が悟りを開かれたとき、長期間の断食の後だったので、つかれきって食べ物がのどが通らなかったのを、通りがかった少女におかゆのようなものを食べさせてもらったという言い伝えがあります。(ちなみにその少女の名前はスジャータというそうです、どこかで聞いた名前ですが、お粥というのもヤギの乳のようなものだったとのことで、思わず納得) 「雪月花」は、修行僧がそのお釈迦様が悟りをひらいたという12月8日の鶏鳴の刻(午前2時ごろ)に暖をとるために「うずみ豆腐粥」(簡単な点心)を食したことに由来します。 ちなみに雪は豆腐・月は大根・花は人参で表現しています。
(Update : 2004/12/11)
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