こくた恵二
こくたが駆く

「国会移転に関する政党間協議会」が開催、「壮大なムダを止めよ!」と主張

 臨時国会は閉じられ閉会中だが、国会は動いている。
 12月22日、「国会等の移転に関する政党間協議会」が開かれた。日本共産党を代表して私と井上さとし参議院議員が出席した。
 今年に入って5回目の政党間協議だ。その結論は「国会の移転について、危機管理機能(いわゆるバックアップ機能)の中枢の優先移転などの考え方を探るための調査、検討を行なう」という“座長とりまとめ”だ。
 日本共産党は国会移転の問題が持ち上がった当初から、「首都移転という口実で、壮大なムダ遣いを行うもの」として唯一反対の態度をとってきた。
国の財政危機が深刻化するもなどのもとで、国会移転は国会審議でも行き詰まり、ついに昨年は、これを議論する場であった「国会移転等に関する特別委員会」の設置もやめ、最終的に結論を出すために与野党国会対策委員長会談が開かれたのだった。
その会談で、国会移転をやめる方向を事実上確認し、「国会移転の中止を全議員に問う方法を決める」政党間協議の場を設置した。
だからこの間開かれた会議で、私は「危機管理機能の問題についても議論をしてきている。何故むしかえす必要があるのか。そのような議論も重ねながら、もう中止するしかないという方向は言わずもがなの確認になったのだ。
政党間協議の場に出席している議員が、自分の政党の意見もまとめることをせずに、個人の意見を言い合って、あげくの果てに結論を先延ばしするやり方は許されない」と主張し、“座長とりまとめ”に反対した。
 座長は、「とりまとめ」を、両院議院運営委員長に報告する際に、日本共産党が反対の態度表明を行なったことも報告することを確認した。

(Update : 2004/12/23)