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余野川ダム予定地を調査 12月24日午後、大阪府箕面市の余野川ダム建設予定地を調査しました。 建設予定地の箕面市下止々呂美地区にはいり、工事現場を調査。ダム建設の目的が破綻しているにもかかわらず、周辺整備などの名目で予算がついているため、もしダムが完成すれば水没してしまう場所に工事関係車両ぐらいしか使わないと思われる立派な8m道路が作られ、その道路の”安全”のため?岩壁の補強工事がされ、側溝にはご丁寧にも小動物用(蛙とかのため)3センチ程の高さの階段まで設置・・・山奥の人の目の届かない場所で、膨大な税金の無駄遣いがされているのを目の当たりにし、非常に腹が立ちました。 何のための工事かという現場を後にして、猪名川の改修が遅れている箇所である、川西市の銀橋付近を調査。河幅がその場所だけ極端に狭く、度々に水害に悩まされているとのこと。ダムに沈んでしまう予定の場所で実施している工事をこちらの改修に振り返ればはるかに安上がりで済むはずなのに、あくまでダム建設にこだわる姿勢が、緊急にすべき改修さえ遅らせている現状を、参加者一同が確認しました。 銀橋狭窄部から、さらに猪名川を南下し、池田市の無堤防地区を調査。河川改修の遅れや内水浸水対策の遅れは、ダムに固執する治水対策のゆがみの現れです。 調査終了後、池田市役所の会議室をお借りして、調査参加者との意見交換会をもちました。活発な討論を行い、関係自治体でのダム問題についての取組状況を把握し、研究すること、その上で河川の整備・改修とダム建設中止を求めて、各議会での論議や申し入れ活動をおこなうことなど確認しました。 (Update : 2004/12/25) |
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