こくた恵二
こくたが駆く

災害対策中心の補正予算に賛成。「赤旗」日曜版もお読みください。

photo 昨日と今日の2日間、衆院予算委員会で補正予算の審議が行われた。今回の補正予算は、昨年多発した大型台風や新潟県中越大震災等による災害対策を主な目的として出されたものだ。
 わが党では、高橋千鶴子議員と佐々木憲昭議員が質疑に立ち、本補正予算は夕方の予算委員会、それに続く本会議で可決された。

 日本共産党は、@本補正予算案のおもな内容が、昨年の大型台風や新潟県中越大震災等に対する災害対策となっていること。本補正では、従来の枠を大きく超えたものとは言えないが、災害の復旧、被災者への支援などいくつかの分野で緊急かつ必要な措置が盛り込まれていて、これらは当然のこと。新潟・中越大震災に関連して、がけ崩れ対策事業への補助など、県独自の要望をも反映しているのが特徴となっている。A今回の補正で税収の増加分と前年度決算の剰余金を財源として充てており、国債の新たな発行をおこなっていないこと。普通国債の残高は、2005年度末には508兆円が見込まれ、日本の財政事情はますます深刻となっており、国民に多額の借金のツケを回さないためにも、新規国債の増発をおこなわない今回の措置は当然のもの。以上の理由で、今回の補正予算案に対し、基本的に賛成の態度をとった。
 一方で、被災地を中心に深刻となっている雇用対策が不十分であること、また、「第2の思いやり予算」ともいわれるSACO(「沖縄における施設及び区域に関する特別行動委員会」)関連の経費やPKO分担金に多額の予算を計上するなど、問題点を含んでいることを指摘した。

「しんぶん赤旗」1月30日号では、私の代表質問に関連する記事が4、5面に掲載されているので、ぜひお読みください。
(写真は、1月25日の私の代表質問) 

(Update : 2005/01/28)