拉致特別委で質問。政府に六者協議の開催に向け粘り強い努力を要求
今日は、北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会に出席し、質問。 私は、まず、「北朝鮮から持ってかえった遺骨めぐるDNA鑑定問題の、日本と北朝鮮双方のやりとりとその到達点について」質した。 横田めぐみさんの遺骨だと北朝鮮側が説明していたものが“にせもの”というDNA鑑定結果が出され、年明けには北朝鮮側から問題点をあげた「備忘録」が出されてきた。 これに対して政府が反論文書を伝達。細田官房長官が記者会見で「北朝鮮は科学的知見、分析を早く受け入れてほしい。質問があれば説明することはやぶさかでない」と発表したことを、非常に重要な態度表明だと思うと述べた。 話し合い・協議の場を持つために、粘り強く努力し、事実と道理にもとづいて、議論していくことがいま一番大事だと考えると述べたうえで、「この問題についての対話の糸口をどうつくるのか、展望・見通しについて」報告を求めた。 これに対し、逢沢一郎外務副大臣は、「対話と圧力で臨んでいきたい」と答弁した。
北朝鮮の核問題と六者協議について、私は、「北朝鮮外務省が表明した『核兵器を保有した』という声明は絶対に容認できるものではない」と批判。 北朝鮮が軍事優先、核武装が安全保障の決め手とするような考え方をあらためること。安全保障の第一条件は、隣国との信頼できる平和・友好の関係を確立することにあるとの道理を尽くした外交を日本は行う必要があることを提起した。 北朝鮮外務省声明に対して、関係国は冷静に対応していること、共通して六ヵ国協議の再開を求めていることを紹介し、日本政府が、六ヵ国国協議を再開のために、粘り強い努力を行うよう求めた。 これに対して、逢沢副大臣は「六者協議は、北朝鮮の核問題解決目指す唯一のプロセスであり、開催のためあらゆる努力を行う」と答弁しました。 金正日総書記が中国共産党の王家瑞対外連絡部長との会談で「対話を通じた平和的解決」「協議の枠組みから離脱する必要はない」と述べたと報道されており、中国や関係国の緊密な連携を求めた私の質問に、逢沢副大臣は「中国の適切なリーダーシップが大きなポイント。26日にはソウルで日本、アメリカ、韓国の3国首席代表が会合を開くことを明らかにし、関係国と協議のうえ、一刻も早く協議が再開できる道筋をつけていきたい」と答弁した。
(Update : 2005/02/24)
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