交運共闘第16回総会であいさつ
昨日、交通や運輸関係の労働組合でつくる交運共闘会議の総会に出席、党を代表し、あいさつを行った。大要は以下の通り。(先日の予算委員会集中質疑の様子やこの間の国会情勢など、一部省略した。)
交運共闘第16回総会であいさつ
交運共闘第16回総会にあたり、心から連帯の挨拶をおくります。
みなさんが、05年国民春闘はじめ今後1年間の運動方針で、鉄道、タクシー、トラック・ダンプ、港湾、航空、公務職場など、交通運輸部門ではたらくすべての労働者の生活と権利を擁護するために、奮闘されるとともに、憲法9条の改悪阻止、イラクへの自衛隊派兵中止など国民的な焦眉の課題でも積極的な要求をかかげて運動されていることに敬意を表します。
小泉内閣は、05,06年度の2年間で定率減税縮小、廃止など総額7兆円もの増税、国民負担増をあらたにおしつけようとしているだけではなく、07年度には消費税大増税をも狙い、金曜日の財務金融委員会で、方向を大臣が公言しました。
大企業と高額所得者への減税を続けながら、国民・労働者をねらいうちにした負担増では真の景気回復はありえません。
鉄道、タクシー、トラック・ダンプ、港湾、航空、公務職場など、交通運輸部門で働くみなさんが、その軍事利用を許さず、国民生活向上と、交通・運輸の分野での安全確保の運動をひきつづき強化されることを期待します。
いま、交通・運輸の職場では、“安心・安全な輸送の保障”の根幹である賃金・労働条件の切り下げ、長時間・過密労働が蔓延しています。
これはすべての交通・運輸分野で規制緩和が実施された結果、過当競争が激化し、経営危機・倒産、すさまじい労働条件の切り下げがおこなわれているからにほかなりません。
多くの国民は交通・運輸の「安心・安全」を強く望んでいます。ところが、経済の低迷と規制緩和政策の推進を背景に、中小・零細、下請けを中心とする多くの交通運輸関連企業は、自ら生き残りをかけた必死の競争を余儀なくされています。労働者にしわ寄せされその結果、交通事故が増加し安全輸送がそこなわれています。
それだけにみなさんの「安心・安全を破壊する規制緩和ノー、必要な規制は維持・強化すべき」との主張は国民の願いそのものです。このスローガンを正面にすえて、たたかうなら必ず国民的支持が広がることは明らかです。この議案書にも記載されているように、すでに、マスメディアでも報道が始まっています。
05年国民春闘は、労働者・国民の仕事とくらしを守り、日本の経済と社会を持続的に発展させるためにも、平和と民主主義を守るためにもきわめて重要な意義を持っています。
交運共闘第16回総会が、みなさんの今後の運動の発展と組織の前進のために、実り多い成果をおさめられることを願い、ごあいさつとします。
(Update : 2005/03/01)
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