衆院予算委員会で締めくくり総括質疑に立つ
衆院予算委員会の締めくくり質疑に立った。 私は、日本歯科医師連盟(日歯連)から自民党旧橋本派(平成研究会)への1億円のヤミ献金事件をめぐり、日歯連関係者や平政研滝川会計責任者の公判での新たな証言などをもとに質問した。 司法の場では、政治資金規正法違反で平成研事務局長・会計責任者の有罪が確定し、村岡氏の与をめぐる裁判がおこなわれている。「問題は、この事件の全容が解明されず、政治的道義的責 任がいまだに明らかにされていないことだ。」と指摘。 「なぜ1億円も政治献金を渡したのか」「このような団体からの献金という金の力で政治が歪められたことはないのか。」「これらの解明は政治の責任である。」と小泉首相の認識をただした。 そのうえで、自民党の元宿仁事務局長が、日歯連からの献金の額の決定から、ヤミ献金としての処理の方法に至るまで、ずっと相談にのっていたことを、献金した側、受け取った側の双方が証言していることを明らかにし、「自民党本部の関与を裏付ける新たな証言だ」と主張、橋本派や個人の問題ですまされるものではなく、「自民党自身にかかわる問題である」と追及した。 そして、一億円授受の場にいた橋本氏、野中広務自民党元幹事長、青木幹雄同党参院議員会長、元宿氏の証人喚問を要求した。
さらに、パーティー券の売り上げや派閥からの寄付、党からの資金を裏金として処理、それを選挙に使っていたという滝川俊行平成研会計責任者の証言を示し、「自民党本部もかかわって、法を無視して裏金をつくり、その裏金を使って選挙を行う。公正であるべき選挙が、金の力で歪められたとしたら民主主義の根幹にかかわる重大問題ではないか。この実態の解明こそ求められているのではないか。」と徹底解明を求めた。 これに対し、小泉首相は「党としては調査した」「『政治とカネ』問題は与野党間で協議している最中」など無責任な答弁に終始した。 その後、衆院予算委員会で、2005年度予算の討論採決が行われ、自民・公明など与党の賛成で可決、夕方行われた衆院本会議で記名投票が行われ、賛成は281票、反対187票で可決、参議院に送られた。 予算委員会では、わが党の佐々木憲昭議員、本会議では石井郁子議員が反対討論を行った。
(Update : 2005/03/02)
|