こくた恵二
こくたが駆く

風致地区に8階建てマンション!?船岡山南斜面に

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 京都市北区の紫野にある船岡山は、平安京造営の基点になったとも伝えられる国の史跡で、京都の北の守り神として地域住民のみならず、多くの京都人に親しまれてきた山である。風致地区に指定された、この歴史的な景観を壊してしまうマンション建設計画が持ち上がり、地元住民の皆さんが工事中止を求める署名活動をおこなっている。

 船岡山の北側には、一休さんで有名な大徳寺があり、先月19日には反対住民とともに大徳寺の住職さんが街頭に立って署名を訴えるなど、運動が大きな盛り上がりを見せている。私も古くからこの地域で活動してきた一人として、このマンション建設は絶対に許せない思いだ。
 このマンション建設、さらに許せない点は、山の斜面を削って建てた部分を『地下』と称する事で、高さ規制15メートルのこの風致地区に、8階建て(地上6階・地下2階)のマンションを建てるというのだ(地下といっても道路側から見ればまるっきり地上なのだが、、、)。
 90年代におこなわれた建築基準法の「改正」によって、このような傾斜地の「地下室」マンションが可能になったのだが、やはりこういう脱法的なことまでして、景観を破壊するというのは許せない。今後、地元住民の皆さんと連携しながらこの問題にとりくんでいきたい。
 本日の建設現場の調査には、井坂市議、玉本市議、蔵田市議が同行していただきました。お忙しい中、個人的なご好意でご案内いただいた地元住民の有志のみなさん、お世話になりました。

*(当初載せていた写真について指摘を受けて掲載を見合わせました)

(Update : 2005/03/06)