こくた恵二
こくたが駆く

年金・社会保障制度の抜本改革について----与野党幹事長・書記長、国会対策委員長会談。三党合意を前提としない、多数決制をとらないことを確認。

 今日の午後、野党幹事長・書記長、国会対策委員長会談、その後、与野党の幹事長・書記長、国会対策委員長会談が行われ、私は国対委員長として同席した。
 これは、自民・公明・民主3党の国対委員長・幹事長代理で年金・社会保障制度の抜本改革について、この間の議論、そこで確認された事項について報告するというもの。

 1.議論の前提について
@社会保障制度、特に年金制度改革について、その実現のために全力を傾注する決意を共有のものとする。
Aまず、年金制度の改革について議論を進め、今秋までに改革の方向付けを行う。
B議論の場において、各党が年金改革に関して、論点・目指す姿・施策について提起、実りのある議論を進める。
C以上3点について、衆参両院本会議で採択を目指す決議案文に反映させる。
  2.議論の場について
@設置される議論の場は、全政党参加による衆参議員の一体的な議論を保障し、今秋までに一定の方向性を得られるよう集中的に議論を進め、各党会派が責任を持って最も適切かつ効率的議論を行う場とする。
A衆参両院本会議の決議に基づき、5党の議員の参加により設置する。
B(略)
C議論の場の設置は、以上を踏まえて検討した結果、両院会派による「両院合同会議」とすることが適当である。
 3.以上について
 3党および5党の会談で確認後、直ちに各党の政策担当者及び議運担当者間で、以上の確認を踏まえた決議案文の整理、両院合同会議の要綱案のたたき台について協議する。

 これらについて、わが党の市田書記局長は、@いわゆる”3党合意”(=昨年の年金審議の際、自民、公明、民主の三党で年金財源として消費税率引き上げの合意)を前提としないこと、A協議機関では多数決で決めることはしない、ことを求めた。
 自民党もその点を確認したので、5党合意に賛成した。

(Update : 2005/03/25)