尾崎行雄記念財団「政経懇話会」で講演
尾崎行雄記念財団の第39回「政経懇話会」に出席、講演を行った。この会は、経済界やマスコミなどに携わる方々がゲストスピーカーを招いて、毎月1度行われている。 私は、1つめ、今国会での小泉内閣との「経済論戦」では、@国民負担増をどうみるか。Aムダ遣いを放置して増税とは、B大企業に社会的責任、応分の負担をはたしてもらう。2つめは、「憲法の問題」。3つめは、日歯連1億円事件に関連し「政治とカネの問題」。また、日露修好条約150周年決議をめぐって領土問題の考え方、この間話題になっている国立国会図書館長の給与引き下げ問題などをお話した。 特に憲法の問題では、尾崎行雄氏が「新憲法の花は、戦争放棄。新憲法の実は、人権宣言」(尾崎行雄「民主政治読本」1946年)と生前、憲法について述べており、尾崎氏の主張の今日性を示すものととして、紹介をした。 私の話のあと、いくつかの質問を受けた。 「穀田さんの言う原点に返って物事を見るということなど、本当の民主主義だと思う。しかし、共産党というとソ連や中国、北朝鮮を考えてしまう。お話を聞くと違うようだが、一般の人にわかりやすくすべきではないか」「非正規が増えているということだが、日本共産党は正規社員を増やすという政策か」「空洞化についてどう考えるか」など、ざまざまな質問が出され、意見交換を行った。
*尾崎行雄記念財団とは、 1956年、尾崎行雄の思想を基に、民主政治の向上発展と世界平和に寄与することを目的に設立された財団。財団会長には、時の衆議院議長、または衆議院議長経験者が就任する慣例となっている。憲政記念館に事務局が置かれている。
(Update : 2005/03/28)
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