こくた恵二
こくたが駆く

タクシー規制緩和で質問/京都府保険医協会・歯科保険医協会の方々が来室

photo 2002年2月から行われたタクシーの規制緩和が実施されてから3年、今日開かれた国土交通委員会で、私はタクシー業界の実態をふまえて、規制緩和の結果を検証した。
 実は、2000年に規制緩和の審議が行われたとき、当時の運輸大臣は、規制緩和を行うことで競争が起き、新たな需要も起こってくるし、労働者の条件も良くなると言っていた。しかし実態は、良くなるどころか、逆の悪くなっているということを、事実をあげて追及した。
 なによりも、タクシーの最大のサービスである安全・安心はどうなっているか。タクシーの事故件数は増え、全国自動車交通労働組合総連合会(自交総連)の資料を見て驚いたが、運転中の急性死、2000年は11件、01年は8件だったものが、規制緩和以後の02年は17件に増え、翌03年は20件、倍になっている。いくら利用者のサービス向上といっても、これでは、危なくて安心して利用できない。
 私は、「日本共産党は当初から規制緩和に反対してきたが、やはり、今の状況をみると、規制緩和は失敗だった、誤りだったと言わざるを得ない」と追及。
 北側一雄国土交通大臣は、「実態をよく把握したうえで、課題や今後の対策を考えていく」と答弁した。
 私は、「現場のドライバーの声を聞くことが必要だ。ドライバーの長時間過密労働、低賃金などの実態を変えてこそ、安心・安全が守れる。そういう点で、自交総連が提起している『タクシードライバー法案』(*注)を検討することも必要ではないか」と述べた。

*注=タクシー運転免許を法制化、そのことでタクシー運転手の地位向上を図り、その人材育成と資質のチェックを通じて良質な人材確保を目的としている。



photo 京都府保険医協会の垣田さち子副理事長、中村暁事務局など4名の方が来室された。今日は、京都における介護保険利用者の実態や今国会に提出されている、障害者に大幅な負担増をもたらす「障害者自立支援法案」等について懇談した。
 京都府保険医・歯科保険医協会の方々は非常に行動的で、先月は24日に、今月は今日、来月もすでに12日に上京されることが決まっているという。
 垣田先生は「ほかの党でも話を熱心に聞いてくれる議員もいる」とおっしゃっていた。みなさんの行動が、国民にとってよりよい医療・福祉前進への力になっていると思う。私たちもがんばろう。

(Update : 2005/04/13)