こくた恵二
こくたが駆く

フィレンツェの芸術を京都の”技”で再現

photo

 私の『こだわり近畿・京都』のページで登場いただいた京鹿の子絞りの吉岡さんを訪ねて京都絞り工芸館にお邪魔をした。京都絞り工芸館では現在、イタリアのフィレンツェ市の寺院などを伝統的な絞り染めで表現した屏風を展示・一般公開している。
 フィレンツェ大聖堂の外観やボッティチェリの描いたヴィーナスの誕生の登場人物などを、絞りの技法で表現。いかにも簡単に説明をされたが、その工程の難しさが半端なものではないことは私もよくよく理解してるつもりなので、説明を聞きながらいつもながら『いやはや、すごいなー!』と感心することしきり。経済産業省や、京都府、京都市からも注目されており、伝統産業の技に惚れこんでもらっているとのこと。私も何らかの役に立てたと嬉しいことこの上ない。
 公開は6月30日まで、中京区油小路通御池下るで、入館料五百円

(Update : 2005/05/08)