福岡県西方沖地震被災地を国交委で調査(写真入れました)
今日は、衆院国土交通委員会の福岡西方沖地震の現地調査。宿舎を6時10分出発。これから随時更新していく。 12:20 まず、かもめ広場で市内応急仮設住宅を調査。玄界島の住民用で百戸。台風や塩害対応でつくられたとのこと。
12:35 福岡県庁にて、知事、副市長から災害復旧対策の取り組みをお聞きした。地震の際に火災がほとんど無かったことが幸いであった。 地震は何処でも起きると肝に命じて取り組むことが大切だと実感を持って語られたのが印象的だった。仮設住宅建設費用についての政府単価と実際の「かいり」の是正が要望された。
12:55 国営海の中道海浜公園を調査。道路沿いは、松が植栽。液状化などでトイレが傾くなどの被害。
13:25 志賀島法面崩落箇所を調査。「金印」出土の地として有名。(蒙古塚付近とか) 島の周囲をつなぐ道路だけに崩落が拡大して、上部では地表にクラックが走っているとのこと。梅雨の時期も間近なので復旧が急がれる。
14:50 玄界島はお椀のような形をした島。訪れて被害の甚大さがわかった。宅地地盤や斜面ね崩壊は眼を覆うべくもない。 道の側から見ると石垣が崩れた程度で家は大丈夫かと思えるが、裏に回ると斜面の上方から大きな石が突き刺さるようにめり込んでいたり、事実上全壊だ。
玄界島復興対策委員会伊藤会長が報告と説明。斜面地を生かした住宅の復旧を、風当たり、日当たりの良い集落をしたいと胸の内を語られた。集合住宅と個々住宅を併用した再建援助が必要と私は述べた。 「漁に出るようになって元気が出てきた」の言葉が心に残った。
15:47 玄界島から博多埠頭に移動。鋼材を扱う中央埠頭の7〜8号岸壁の全延長にわたって沈下・亀裂が発生。イベントヤードのブロック舗装の亀裂・陥没。 韓国、国内各地との人的交流拠点としての機能は一定確保されているが、荷役など大変だ。 須崎埠頭は岸壁背後のベルトコンベア基礎が沈下。ベルトコンベアを使用する荷役は不可能になっている。
(Update : 2005/05/11)
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