こくた恵二
こくたが駆く

JR脱線事故問題で緊急街頭演説

photo <昨日の続きです>
 実は立命館大学での講演ののち、東京に向かう新幹線に乗りこむまでの束の間の時間を使って、京都駅前で緊急の街頭宣伝をおこなっていた、テーマはもちろんJR西日本の脱線事故問題。電車の定時運行ほどではないが、私も分刻みのスケジュール調整で動いている。
 私は、まずはじめに『再発防止がくり返し強調されているが、その前に、はたしてこのJR脱線事故は、防ぐことができなかったのだろうか?』と指摘し、2002年の京都駅での接触事故で国土交通省の事故調査委員会がおこなった勧告や、JR神戸線で救急隊員が救急活動をおこなっている最中に特急が運転を再開して死傷者を出した事故での2004年の大阪地裁判決、ともに過密ダイヤ・定時運行を優先させすぎたのが原因と指摘していたにもかかわらず、これらを守るどころか、2003年のダイヤ改正で大幅に高速化・過密化を促進させたJR西日本の儲け第一の体質を批判した。
 また、国会で大阪支社長の年次方針パンフレットには、第一に「稼ぐ」、安全は第二に掲げられていたことを指摘して、この方針の撤回を迫っても、垣内社長は「撤回することはしない」と驚くべき答弁をしたことを紹介し、ここに事故に至った原因があったことを指摘した。
 また、たびたび事故が起こっていたにもかかわらずJRに対して『まともなチェックをおこなってこなかった政府の責任も重大である』と指摘。日本共産党として、今後この問題について、『安全を第一とする公共交通機関の体質に抜本的に変えることが大事と考えている』と、安全への国の関与を作り出すために国会で奮闘する決意を述べた。

 宣伝には、井上哲士参議院議員、久守京都府議、妹尾京都市議が参加しました。

(Update : 2005/05/15)