こくた恵二
こくたが駆く

JR脱線事故問題について国会報告集会 ―兵庫県川西市

photo JR福知山線の脱線事故問題で、地元兵庫県の党組織が初めて報告集会を行った。
 JR福知山線が使えないので京都から阪急電車に乗り、宝塚線の川西能勢口駅へ。
 「たぶん多くて50人ぐらい」と聞いていたので資料を50セット持って行ったが、参加者のほうが多くて資料が足りなかった(資料が当たらなかった参加者のみなさん、ゴメンナサイ)この問題の関心の高さをうかがわせる。
 私はまず、「この事故を見るときに、大事だと思っているのは『この事故は防ぐことが出来なかったのか?』という角度からの追求が大事だ」と話を始めて、2002年の京都駅でのインシデント(大事故の兆候)で事故調査委員会が出した「定時運行を優先させすぎたことが事故の原因」という指摘や、余裕時間なしのダイヤ設定の問題など、事故を防ぐ機会はあったのにそれをしてこなかった問題を指摘。その背景にあるJR西の『儲け第一主義』や、政府による『安全まで民営化』してしまう規制緩和路線を厳しく批判した。

 30分の報告後、会場からの質疑応答があり、参加者から次々と事故に関わる疑問や意見が相次いだ。私は質問に答える形で「これから、この事故をきっかけにして、安全対策の問題で党としての新しい提言やとりくみを先駆的におこなって行く必要性を痛感している。兵庫県の党組織は阪神大震災のときに、被災者の生活支援で新たな前進を作る先頭に立った経験を持っている。ぜひ今回でもこの事故を教訓とした新たな安全対策で先駆的な要求実現運動の先頭に立って欲しい、国会では私がその先頭に立ってがんばる」と述べて、参加者を激励した。

 集会では最後に、平松順子・衆議院比例近畿ブロック候補が閉会のあいさつを行った。

(Update : 2005/06/11)