こくた恵二
こくたが駆く

“中国「残留孤児」大阪地裁判決報告”国会内集会に参加

 「中国残留日本人孤児」の8割、2063人が、全国15地裁で一人あたり3300万円の国家賠償を求めた裁判の初判決が、昨日大阪地裁であった。
 大阪地裁判決は、「孤児」たちが中国でもまた帰国後も、さまざまな不利益を受けたことによる精神的苦痛を認めながらも、原告の請求を棄却した。まったく許せない不当な判決である。
 いったい、日本という国は、国民を「何度捨てればよいのか」という怒りがこみ上げてくる。
 今日の午後4時から国会内で開かれた集会には、超党派の議員本人31名と多数の秘書が参加した。わが党の小池晃参院議員が連帯のあいさつをした。
 今日7月7日は、日本軍国主義の中国侵略戦争の発端となった”廬溝橋事件勃発の日でもある。
 侵略戦争の「国策として」国民を中国に送り込み、戦後は「戦時死亡宣告制度」などで亡くなったとして見捨てる、帰国後はつめたい政治で生活のメドがたたないままで支援を放置する、この責任こそ問われるのではないか。

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(Update : 2005/07/07)