こくた恵二
こくたが駆く

ムダな公共事業の典型―静岡空港はイラナイ
静岡県知事選挙の応援 

photo 今日は24日投票でおこなわれる、静岡県知事選挙の応援に駆けつけた。
 今回応援に駆けつけた吉田としあき候補は、もともと民主党の牧野聖修議員推薦で立候補したのだが、日本共産党も参加する『憲法をくらしに活かす県政をつくるみんなの会』と政策協定を結び、日本共産党としても全力で応援する「党推薦候補」である。
 実は、民主党が現職陣営を応援するグループと吉田候補を推すグループとで分裂・一つにまとまれず、結局、政党としては日本共産党だけが推薦するような格好になっている。しかしながら、吉田候補の陣営は現職陣営の県政を(とりわけムダの典型とも言うべき静岡空港の建設や、不正・腐敗の不祥事の連続)批判する幅広い保守層を巻き込み、「オール与党」の現職にも引けをとらない、まさに「がっぷり四つ」の面白い選挙戦を展開している。

 このたびの知事選挙の最大の争点は静岡空港の建設問題だ。
 私はまずはじめに、「総事業費千九百億円の膨大な支出、これがさらに膨らむ可能性があるという。大問題だ」と批判。
 さらに「土地の強制収用という手法も問題だ。強制収用をしなくてはいけないほどの公益性はいっさい示されていない」「中部国際空港の開港で、需要予測も破綻している」「東京から博多まで、新幹線ののぞみが止まる駅は12に対して、空港は、計画も含めて成田、羽田、静岡、中部、びわこ、関空、伊丹、神戸、但馬、岡山、広島、広島西、山口、福岡、北九州、と15もある。『遠出をするときは新幹線で、近所に行くときは飛行機で』そんなアホなという話だ」など、具体的な問題点を指摘した。
 また、空港問題に象徴的に現れている静岡県政の問題点について
 @ムダなハコもの開発病
 A不正・腐敗病、
 B福祉切捨て病、
 Cオール与党病、
 といくつもの病気を抱えていると批判し、「知事が変われば、暮らしが変わる。吉田さんの勝利で、地方自治体の魂を取り戻そう」と呼びかけて締めくくった。

(Update : 2005/07/16)