第163回国会(特別国会)が、本日閉会に/ 野党3党で臨時国会開会を要求
先の総選挙後初めて開かれた特別国会=第163回国会は、9月21日から会期42日間、本日閉会した。 この国会で、前回否決・廃案となった『郵政民営化法案』『障害者自立支援法案』を強行、国民との矛盾がますます深まった国会となった。 国民はいつまでも黙っていない!悪法は強行されたが、私たちは、“黙っていられない”多くの方々と結びつき、広がった運動をさらに広げていくよう、みなさんと力を合わせてこれからもがんばります。
閉会にあたり、公開の団総会が開かれ、志位委員長があいさつした(大要は明日の赤旗に掲載予定)。
野党3党で臨時国会開会を要求
私は、民主・社民の代表とともに、河野洋平衆院議長に「臨時国会を速やかに召集するよう」求める『臨時国会召集要求書』を提出した。
臨時国会召集要求書
昨10月31日、小泉総理は内閣改造を行い、第三次改造内閣が発足した。特別国会は本日会期末となり、新内閣の所信を聞く機会を得ないまま、閉じることとなった。新たに誕生した内閣・閣僚の所信を3ヵ月余りも聞かずにいることは、国会の責任が問われる。 また、イラクへの自衛隊派遣の期限が12月14日で切れるが、自衛隊の撤退へのプロセスは全く明らかにされていない。国会閉会中に小泉内閣がなし崩し的に自衛隊派遣の延長を決定することは容認できない。このことは、わが国の安全保障政策の根幹にかかわる問題であり、度々、憲法上の疑義が指摘される重大な問題である。 さらに、「BSE」の懸念が払拭されない米国産牛肉の輸入再開問題もある。国民の食の安全が確保できない中での輸入再開は認められない。 加えて、沖縄における普天間基地の移転問題や在日米軍基地の再編問題など、喫緊の課題が山積している。国民は、国会が速やかに、国権の最高機関としての責務を果たすことを強く望んでいる。 以上申し述べたように、上記のような当面する重要な諸課題に対応するため、日本国憲法第53条に基づき、衆議院議員128名の連盟により、臨時国会を速やかに召集するよう、強く求める。
平成17年11月1日
内閣総理大臣 小泉 純一郎 殿
(Update : 2005/11/01)
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