こくた恵二
こくたが駆く

京都中央卸売市場関係者の思いは「消費税増税反対!」

photo 今日は、京都中央市場の「初市式」開会は11時からであったが、市場で働くみなさんにごあいさつをと、朝9時に到着して、山中・京都市議、西脇・京都府議とともに、市場の中を隅々まで練り歩く。
 挨拶をしながら、話題は自然と景気の話に「新聞は景気が回復と書いているが、実感がわかない」「とびっきりの高級品と、安い物との両極端がよく売れて、中間ぐらいの品物の売れ行きがよくない。所得が二極化しているみたいだ」などの声がたくさんよせられた。
 途中、私の家の近所にある料理屋・”魚たけ”さん(昨年末に「望年会」で使わせて頂いたお店)のご主人・今康さんとばったり。初市の仕入れに来ていたのだ。

photo 初市式では、市場の開設者である桝本頼兼・京都市長や、中央市場協会会長の内田昌一氏らが挨拶。
 中でも印象に残ったのは、中央市場協会副会長で水産協会長の池本周三氏のあいさつで「今年は消費税の増税がいよいよ問題になりそうであるが、われわれ市場関係者にとってはまさに命がけの大問題だ。今日来て頂いた国会議員の先生方には国会でぜひ頑張ってほしい」と訴えられた。
 そういえば、昨日おこなわれた京都府中小企業団体中央会の賀詞交換会(秘書の小林さんに代理で出席してもらったのだが)でも、会長の渡邉隆夫氏(西陣織工業組合理事長)が、光文社出版の「下流社会」と、文春新書の「拒否できない日本」を紹介して、「景気が明るくなったと行っても。中小企業経営はまだまだ厳しい」「一部の『勝ち組』や、アメリカのハゲタカファンドが大もうけする社会は異常だ」「昨年の選挙では小泉が圧勝だったが、私は今でも郵政民営化には反対の立場だ」などと挨拶をしていたとのこと。
 朝、市場で働く人たちから聞いてきた実感とも合致する、実に大事な指摘だと思う。
 消費税大増税に反対し、財界・大企業中心、アメリカ言いなりの政治にまっ向から対決できる唯一の政党として、2006年・今年こそ頑張れ!の激励を受けた思いだ。

(Update : 2006/01/05)