こくた恵二
こくたが駆く

いよいよ証人喚問が必要だ!
−伊藤公介・元国土庁長官の弁明で

 耐震強度偽装問題をめぐり、国土交通省に働きかけたとの疑惑をもたれている自民党・伊藤公介元国土庁長官「弁明をおこなう」衆議院政治倫理審査会が開催された。

 私はこの政治倫理審査会に日本共産党を代表し傍聴、終了後に記者会見をおこなった。

 国土交通省が耐震偽装を発表する二日前の昨年11月15日、事件について知らないとする伊藤氏は、ヒューザー社の小嶋進社長とともに国土交通省の担当者と話し合った際にも「何もしゃべらなかった」という。この話し合いの場で、国土交通省は「住民の安全が最優先」とくり返したことが明らかになっている、私は「政治家であれば住民の安全が最優先などと国土交通省が述べていれば、よほど大問題が起きているのではないかと聞くのが当然だ」「何も聞かなかったというのは、すでに問題を把握した上でヒューザー社の要求を代弁するために話し合いに立ち会った疑いが濃厚になったと言うことだ」と指摘した。

 弁明自身に矛盾点が多々あり、疑惑の解明のためにいよいよ証人喚問の必要性が明らかになった。堂々と証人喚問に応じるべきだ。

(Update : 2006/02/23)