こくた恵二
こくたが駆く

今日は、3ラウンド。国土交通委2回質問。議運委で「西村真悟議員辞職勧告決議」賛成討論。

photo 今日は午前10時から国土交通委員会。午後5時半まで。
 午前中に耐震強度偽装にかかわる「大臣認定構造計算プログラム」問題で質問。
 午後からは、「宅地造成等規制法改正案」の質疑に立った。 
その間に、議院運営委員会で西村慎悟議員辞職勧告決議案」について賛成討論。終了後ただちに本会議、とってかえして国土交通委員会へ。まさに駆ける。

西村真悟議員の「議員辞職勧告決議案」についての賛成討論は以下の通りです。


 私は、日本共産党を代表して、議員西村真悟君の議員辞職勧告決議案を本日の本会議に上程することを求めます。
 議員西村真悟君は、昨年11月28日、弁護士法違反容疑で大阪地検特捜部に逮捕され、同年12月18日に起訴され、組織犯罪処罰法違反容疑でも再逮捕され、起訴されています。
 西村真悟君は、弁護士資格を持たない人物に、自分の弁護士名義を使用させ、数年間にわたって交通事故などの示談交渉を行なわせ、依頼者から受け取った報酬は、この人物と折半していたのであります。本年3月9日におこなわれた初公判において、西村真悟君自身が、こうした弁護士法違反の事実については「その通り間違いない」と認めたのであります。
 さらに、西村真悟君は、大阪国税局の税務調査を受け、弁護士の名義を貸した見返りに得た報酬をめぐり2004年までの7年間に約3000万円の申告漏れを指摘されていたことも明らかになっています。
 国民の厳粛な負託をうけ国民を代表する国会議員であり、また「基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする」弁護士でありながら、違法行為によって利益を得るなどということは、言語道断であります。
 国民の厳粛な負託を裏切り、社会正義をなげすてた責任は、きわめて重大であり、西村真悟君は、直ちに議員を辞職すべきであります。にもかかわらず、西村真悟君が「議員としての職責は別」などとしていることは、看過できません。
 西村真悟君の背信行為によって、国民の政治不信がいっそう深まっているもとで、本院として、西村君の政治的道義的責任を明らかにし、国民の政治にたいする信頼を回復するために努力することは、当然であり、議員西村真悟君に対する議員辞職勧告決議案に賛成するものです。
 なお、私たちは、こうした見地にたって、従来から、汚職・腐敗など国民の厳粛な負託を裏切る、背信行為を犯した議員に対する政治的道義的責任のあり方として議員辞職勧告決議を提起してきました。 
 今回、自民党がはじめて議員辞職勧告決議を提案されたことは、今後の、かかる問題での本院としての対処のあり方としても注目したいと思います。
 以上、意見表明といたします。


(Update : 2006/03/17)