『週刊金曜日』600号記念憲法集会にパネラーとして参加(写真挿入)
朝9時から国土交通委員会の一般質疑と都市計画法改正案の審議。 午後から、国土交通委員会としての、都市計画法の現地調査ということで前橋市と伊勢崎市の商店街などの調査に。東京駅に取って返して、直ちに文京区役所・文京シビックへ。
「週刊金曜日」600号刊行記念憲法集会に参加。 集会は、「九条の会」事務局長・小森陽一氏と「憲法行脚の会」呼びかけ人・落合恵子氏の講演。 その後、国会議員の討論が行なわれ、日本共産党を代表してパネラーとして発言。 民主党からは平岡秀夫衆議院議員、公明党からは魚住裕一郎参議院議員、社民党からは福島みずほ参議院議員、新党大地から鈴木宗男衆議院議員。
司会者である佐高信「週刊金曜日」発行人の問いは、「憲法に関する現状の認識と党の姿勢」「それぞれの党の立場でできることとは何か」であった。 私は大要次のように発言。 1、私は、日本国憲法をまもり、日本の政治、経済、社会の各分野に生かしていくという立場である。それは、私の政治信条にも由来している。 2、私の二つの政治信条と憲法の関連について。 @「わだつみの悲劇を繰り返すな」A「憲法を暮らしの中に生かそう」 「なげけるか いかれるか はたもだせるか きけ はてしなき わだつみの声」 この言葉は、京都の立命館大学に建立された、反戦平和のシンボル「わだつみ像」に刻まれた文言です。侵略戦争を反省し、再びその過ちを繰り返してはならないとの教えです。暗黒の時代に侵略戦争に反対を貫いた日本共産党を知りその一員として歩み、その結実である「憲法9条」を守り抜きたいと考えます。 地方自治の灯台と評価された蜷川虎三知事は、“ポケット憲法”の小冊子を発行し、京都府庁に「憲法を暮らしの中に生かそう」と府政の理念をアピールした。その心をわが心として運動してきたからです。 3、日本国憲法は世界に誇る内容を持っている。 平和の問題でも国民の権利の問題でも、優れた諸原則をもっているのが日本国憲法。特に、戦争放棄だけでなく、戦力不保持、交戦権否認をも定めた第9条は、日本が二度と戦争をしないことを国内だけでなく、アジアと世界に対しても公約したもの。 25条の「生存権」の権利を規定したもので、サミット諸国でも少ない先進的内容です。 4、自民、民主、公明の各党は改憲を志向している。 新憲法制定、創憲、加憲など言い方は別として、改憲を志向していることは明らか。その中心的なねらいは、9条をはじめとした日本国憲法の平和原則を改変し、日本を「戦争する国」につくりかえることにある。その危険な動向も軽視せず、国民に知らせ、多数派を形成するために頑張る必要がある。 5、国民は、憲法を高く評価している。 今年3月5日発表された『毎日』の世論調査でも、日本国憲法が戦後の日本の平和維持や国民生活の向上に果たした役割への評価として、「かなり役立った」「ある程度役立った」があわせて80%となっている。 6、改憲は世界の平和の流れにも反するもの。 今日の世界は、「戦争のない世界」を求める流れにあって、第9条がいよいよ現実的な力をもつようになってきている。昨年の「GPAAC」の国際会議で評価されている。 7、憲法改悪反対の一点での共同・団結に力をつくしたい。 国会内でもおおいにいろんな方々と手を組んでやりますよ。自民党の中でも個人的には、「現在の風潮は大政翼賛会みたいだ」と批判を語る方もおられる。憲法改悪反対の一点で、一緒にやる議員を増やしていきたい。 同時に草の根で、政治的立場、思想・信条の違いをこえた広い国民的共同のために力をつくす。 京都は、9条守る憲法署名実行委員会。とりわけ宗教者も大いに力を発揮している。 ▲ 鞍馬寺本堂(信楽 香仁さん) お釈迦様のみ教えと 平和憲法を両輪として 平和への道を進みましょう ▲ 金閣寺、銀閣寺の和尚(有馬 頼底氏) 講演の終わりには「憲法9条は絶対守らねばならない」と締めくくったおられる。このように運動をさらに広げたい。
(Update : 2006/03/29)
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