こくた恵二
こくたが駆く

『週刊金曜日』憲法集会、昨日の続き

 昨日の『週刊金曜日』主催の憲法集会で、新党大地の鈴木宗男衆議院議員は、憲法改正問題で次のように発言。「自分は憲法擁護派だ。論議するのは必要までは否定しないが、急いで改正すべきものではない」と。
 佐高信氏は「長い間自民党に所属していたので自民党を代表する意見を述べてもらおうと思ったが意外だった」と応答した。
  
 公明党の魚住氏は「環境権など新しい問題を取り入れることが必要だ。国民投票制度が無いのは『立法不作為』だ。」と発言。
 憲法は、環境権にも対応できる懐の深いもの。
 「立法の不作為」とは、国家賠償請求訴訟に関連して使われる法律用語である。その意味するところは、国民の権利侵害の訴えがあるにもかかわらず、国会が過失により立法あるいは法改正をしなかったような場合である。憲法制定後、国民は改憲を望んでこなかったのであり、国民投票法を必要としなかった。「立法不作為」は成り立たない。 
 以上の点は明確なので反論しておいた。

(Update : 2006/03/30)